ドナックル













投稿者:FGS

[自己紹介]
  右シェーク裏表カットマン
  卓球歴は約2年です。

  今回、ちょいちょい"粒高"が出てきますが、粒高は、今まで主に粒が柔らかいカールシリーズ(P-1RやP-4)を使ってました。

[レビューする商品名]
  ドナックル【ニッタク】

[使用環境]
  1.ビオンセロのバック面にドナックル極薄、フォアは木星2ブルーです。

  2.丹羽孝希(旧モデル)に、ラバーは上と同じです。

[はじめに]
  現在は、カット用クレアが気に入り、そちらを使用していますが、その前に使用していたラバーです。

  ドナックルは、カットマンの佐藤瞳選手や橋本帆乃香選手が使っていることでも有名になっている、ニッタクの変化系表です。
  粒は縦目で、触った感じも球質も粒高のような感じです。ただ、粒高より硬いです。引っかかりは粒高よりは強いですが、アタック8よりは弱いです。弾みの方は、それまでに使った粒高のどれよりも強く、初めは上手く使えるか不安になっていました。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  《ドライブ》
  極薄だからというのもあるのですが、落ちやすく難しいです。ですが、回転かけたように見せかけてナックルドライブが出せる(逆にかかったドライブが出しづらい…汗)ので、フェイントとしては有効かもしれません。
  また、カーボン入りの丹羽孝希で打った時には、球離れが早くなり過ぎてすぐ落ちてしまいました。なので、カーボン入りに貼る時は、厚さを 中 辺りにするか、角度の細かい調節をするか が必要になります。

  《プッシュ》
  ラバー名の通り、ドナックルが出ます。恐怖の(僕が苦手なだけですが)揺れる速いナックルを繰り出せるので、非常に良い攻撃手段となります。極薄なので余計にですが、回転の影響を受けにくいのも良いですね(粒高よりは受けますが)。

  《スマッシュ、ミート打ち》
  スピードはそこまで速くないけど、ブレブレのナックルです。落ちやすくネット直撃もしまくってたので、角度に注意ですね。

  [攻撃技術全体]
  粒高より回転の影響は受けやすいですが、やはり粒高よりはスピードがあるので(すいません、テンション粒は使ったことがないため比較出来ませんが…)ナックルのスピードボールで勝負できるラバーです。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  《ブロック(カットブロック)》
  普通の当てるだけのブロックは、そこまでスピン反転もせず、かなりのナックルです。
  カットブロックは、しっかり振って滑らせることで、ブチ切れとはいきませんが、良く切ることができます。スピン反転と言うよりは、シートの引っかかりで切れるのかもしれません。

  《ツッツキ》
  粒をしっかり倒せれば、そこそこ切れます。また、擦らずに、当てれば、ナックルツッツキでチャンスメイクできます。ですが、当て方を間違えると思いっきり浮きます…相手のナックルボールへの上書きは難しいです。

  《カット》
  僕の中では、カットがいちばん評価が高かったです。面が若干アバウトでも安定したボールが入り(面は粒高カットのように底の方を擦ると良きです。)、名前とは反対によく切れます。軌道は粒高より直線的なカットになり、球足は速いです。やはり弾みが強いからでしょうか。
  ループドライブや横回転の入ったドライブに対しては回転の影響の受けにくさのおかげで簡単にカットでき、スピードドライブ,パワードライブに対しては、オーバーしやすいのですがブチ切れます。抑える技術さえあれば、対強打もかなり強みになると思います。一方で、ナックルのボールに対しては、自分から切りに行くのは難しいので、強打されないために深く送るなど工夫が必要です。
  ナックルカットは、擦らずに当てれば出しやすいです。普通のカットも直線的で速いので、球質がかなり判断しづらくなります。

  [守備技術全体]
  粒高より弾む分、難しさもありますし、スピン反転も少ないですが、相手を速さで詰めたり、ナックルで苦しめたりもできます。カットに関しては、鋭いのに安定感があるのが非常に良いですね。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  《サーブ》
  粒を頑張って倒してようやく、そこそこの回転がかかるくらいです。それにその粒が粒高よりちょっと硬い…なので、ナックルのショートサーブとロングサーブだけでいいと思います。使うこともほとんどないと思います。

  《レシーブ》
  ショートサーブに対しては、プッシュやツッツキで簡単に返せます。粒高より回転の影響があるとはいえ、そこまで変わることはなかったです。
  一方、ロングサーブ(特にナックル)に対しては、カットもカットブロックも、自分から切る事が難しいので、もしかしたら、粒を倒しやすい粒高ラバーを使った方が有利かもしれないですね。このラバーでも、厚さを中とかにすれば、くい込ませて切ったり、あるいは攻撃で返したりとかも出来るのかもしれません。

  《台上技術》
  縦目なのもあり、フリックは面を開いたうえで弾けば良いナックルが出ます。
  ストップは、浮かさないように注意が必要ですが、ナックルになりやすいので、相手が浮かしてくれたりします。
  チキータは、面を被せると確実に落ちてしまいますが、ラケットを立てて横を擦れば、曲げることもできます。ナックルを出してやれば、これはこれで落ちるチキータになりますね。

  [サーブ,レシーブ,台上技術全体]
  全体的に、回転の影響を受けにくい分やりやすいですが、その分ナックルになります。なので、打たれないように工夫して、ナックルを逆に利用できれば、相手を惑わせることが出来るでしょう。

[おすすめな方]
  このラバーはよく、カットマンで粒高から表への移行におすすめだと言われますが、結構粒高要素が強いので、移行するのならクレアを使った方がいいと思います。
  僕がおすすめするのは、
  (1)球足の早いカットで相手の時間を奪う卓球をしたいカットマンの方
  (2)粒高を使っていて、守備的ではなく攻撃的にナックルを使いたい方
  (3)ひたすらナックルを出して相手を苦しめたい方     です。
  クレアのレビューで"自分の時間を作るラバー"と言っていましたが、このドナックルは、"相手の時間を奪うラバー"です。カットマンでもペン粒やシェーク粒の方でも、攻撃的に粒を使いたい方に強くおすすめします。

[まとめ]
  上で書いたように、ドナックルは相手の時間を奪えるラバーです。ナックルの変化やスピードボールで、相手が判断する時間を奪うことができます。ただ、粒高っぽさが強いため、厚さは、攻撃的に使うなら中、守備ならOX~極薄が良いと思います。

[補足]
  粒高(カールP-4)と回転系表(クレア)との簡単な比較を載せておきます。(個人的な意見です)

  粒の硬さ…表>ド>粒(表は粒が低いので正確には分からなかったですが…)
  打感の硬さ…表>ド>粒
  引っかかりの強さ…表>ド>粒
  弾み…ド>表>粒
  コントロール…粒>表>ド
  スピンの反転量…粒>ド>表
  ナックルの出やすさ…ド>粒>表

  ※やはり弾みがコントロールに直結している感じですが、カットでは、ドナックルもかなり安定性がありました。佐藤選手や橋本選手が使っているのも頷けます。ちなみに、2人共特注品を使っておられるようで、厚さは分かりませんでした。
[その他(DVDのレビューはこの欄にお書きください)]
  前回はノミネートされず悔しかったので、今回かなり頑張って書きました。皆様からの高評価を頂けたら嬉しいです。