投稿者：珍品好
■自己紹介・使用環境
卓球暦6年
高校3年で現在指導者をしています。
最高成績 県大会64位
基本戦型 異質反転式ペン速攻型
通常使用ラケット
DARKER J・スピード90（紅双喜 651/BOMB UFO）
スペアラケット（シェーク）
JUIC ファイバーショット（JOOLA エナジー/YASAKA ニューイアラ）
Butterfly ディフェンス�供�PALIO 神龍/729 837）
モニターラケット
ピストルグリップラケット（F・MILKYWEY/B・PALIO 蔵龍）
木材５枚合板
グリップとブレードの継ぎ目に傾斜がある
総重量180g
1週間余り使用
■はじめに
このラケットをワールドラバーマーケットで発見したときに、「こ・・・これは卓球王国2005年5月号の変わりダネグッズで紹介されていたラケットじゃないかぁ！」と言うことで衝動買いしました。ラケットが届いて説明書を見て「なんだ、このラバーの貼り方は・・・」と焦りましたが、なんとか工夫して貼ってみました。（これで本当に試合に出られるのだろうか？）
■第一印象
説明書には穴に中指を入れると良いと書いてあったようなのでそれでやりました。（中国語で書いていて読めなかったが雰囲気で・・・）ラバーを貼ったラケットは180ｇでスペアのファイバーショットと同じ重さなのに、しっかり握れる為に振ると結構軽く感じた。握った感じはシェークの感じに近いがブレード位置はペンに近く、ラケットを構えたところを正面から見るとペンを握っているようにも見える。
■試打
フォアラリー
シェークのイメージで打つとラケット面がかなり下に向きやすくラケット位置も違う為やり難かった。また、ペンのイメージで打つとブレード位置がペンに近いため上手く当てることが出来、角度は少し上に向けるイメージですると良い感じだった。
フォアドライブ
フォアドライブはペンのドライブのイメージですると上手くラケットに当てることが出来、やりやすかった。特に、このラケットは面が下に向きやすいので擦る打ち方や中国式8の字打法がやりやすい。（高い球や引き合いなどで詰まった感じの時は、面が下に向きすぎてやりにくいと感じた。（練習不足かも・・・）
フォア強打
スマッシュや角度打ちはシェークとペンの良いところを合わせた感覚でやりやすかった。ペンよりもしっかり力強く打てるが、シェークよりも手首が使いやすく台上などでの低い球でも打ちやすいと言ったところだろう。
フォアブロック
相手に強い球を打たれても、押されること無くしっかり止められる。しかし、シェークのイメージでやると下に向きすぎるのでペンのイメージがやりやすい。
バックラリー
シェークのイメージで打つとブレード位置が低い為上手く当たらず、角度も上に向きやすくオーバーミスが多かった。しかし、ペンの裏面のイメージでやると上手く当たり角度も上手く出せた。
バックドライブ
ブレード位置が低いためペンの裏面ドライブのイメージでやると角度も上手く合い低く鋭い球が打てる。また裏面に比べてラケット面が開きやすく、シェークの感じも合わさっている。チキータ系をしてみると、ペンの裏面ほどは曲がらないがブレード位置が低い為シェークよりも手首が使いやすくやり易い。
バック強打
これは、面が上に向きやすいためにシェークやペンの裏面よりもやりやすく感じた。特に手首が力強く使えて台上での角度打ちや強打がやりやすいのがこのラケット長所だと思う。
バックブロック
シェークのイメージだとラケット面が上に向きやすいが、少し下に向ける意識をすれば問題ないだろう。
レシーブ
フォアのツッツキもバックのツッツキもシェークやペンとの違いが顕著に出てかなり慣れが必要なようだ。しかし、どちらかと言えばシェークに近いと思う。また、流しや払い系の技はシェークの手首を使いやすくした感じでかなり変化がつけれる。
サーブ
サーブはシェークでする感じに近くやり難いが、グリップを少し変えてすれば大丈夫だ。
■まとめ
このラケットは一言で言うとシェークとペンの合わせ技と言う感じだ。特に手首を力強く使いやすく短い球を打ちやすい。このラケットは、ペンで両ハンドドライブを振れる人だとあまりフォームを変えることなく扱えるのではないかと思う。シェークの人だと最初は特にフォアハンドが難しいと思うしフォームをかなり変えなければいけないかもしれない。ペンで裏面をしない人にとってはバック側がかなり難しいと思う。
※注意※
ピストルグリップラケットはブレードの角度やグリップにポッチが付いていることで左利きの人はこのラケットを使えません。
