アポロ







 


 

投稿者:守り専門

■モニター環境・自己紹介
使用ラケット:ティルナ【ニッタク】
卓球歴(戦歴):中学地区大会優勝、県大会ベスト16(20年ぶりに再開した浦島太郎)
過去に使用経験のあるテンション系裏ソフトラバー:テナジー25、キョウヒョウPRO2、ブライス、ラウンデル、焦点I、A-ONE、モリストRS 等

■レビューの対象プレーヤー
カットマン、主に守備型の方(今回はカットと守備を中心に書きます。)

■まず言わせてください!
「キョウヒョウPRO2」+「テナジー25」÷2=「アポロ APOLLO」! 私みたいなヘタな素人が手を出すと、大ヤケドします。…相手が(笑) アポロ11号の月面着陸とは違い、このAPOLLOが降り立つ台上に「静かの海」はありませんでした。守備しかしていなくとも、黙ることなく大暴れです!

■印象&守備の試打
【重さ・ラバーの感触など】
好印象を持ったのは、重たいラバーではあるものの、ラケットに張ってから素振りをした時の「振り抜き感」の良さです。また、驚異の粘着力に加え、表面とスポンジの間にある粒形状の細かさも「球をよりつかむ感じ」(球持ち感)を演出しているようです。

【球質や打球感】
硬度35度の黒を使用しました。テンション系の質とラバー自体の柔らかさで、「軽い(上ずった)」感じがすると思います。しかし、カットした自分、そして相手までも「軽くて切れてないかなぁ…、うわっ、切れまくってる!」という状況になります。

【球の軌道】
テンション系によくある直線的な軌道とは少し違います。腰を落とし、多少「低い位置」からカットしてみてください。「きれいな低い弧」を描きます。ブツギリのカットをする場合も、打点は低めの方が切りやすいと感じました。

【コントロール性】
●台上のレシーブ&ツッツキ
球もちが良く、非常に安定しています。
<参考イメージ>台上処理に定評のある「テナジー25」のような扱いやすさにびっくりしました。また、粘着・回転力に秀でている「キョウヒョウPRO2」の良い部分を残し、ラバーの硬さがない分、コントロール性も非常に良いと思います。「焦点I」の安定感とは多少ニュアンスが違い、切りに行くと、どっしりと安定します。
力強く自分から切りにいった場合(相手の球の影響を受けにくいです):APOLLO = テナジー25 > キョウヒョウPRO2
払う感じで手首を使った軽い場合(相手の球の影響を受けやすいです):テナジー25 > APOLLO > キョウヒョウPRO2
●カット&対強打の処理
球をやさしく包むようなカットやガッツリ切る力強いカットにも対応可能な「万能ラバー」だと思います。

<参考イメージ>
「ブライス」や「キョウヒョウPRO2」などのように表面(スポンジ)が硬めのテンションラバーでカットする際に、どうしても、球の下をスライス・チョップしたようにカットして回転を強くしたり、打球を安定させる場合があると思います。そのようなことはあまり考える必要のないラバーだと思います。また、「テナジー25」より球の軌道は低くオーバーミスは減ると思います。ちなみに、「モリスト」系ほどではありませんが、カットでも扱いやすい「ラウンデル」や「焦点I」よりも弾道を低く抑えられる気がします。やはり、回転力と粘着力のおかげなのでしょう。
低い打点の場合(切れて安定する又オーバーも少ない):APOLLO > テナジー25 > キョウヒョウPRO2
高い打点の場合(棒球になりやすい又浮きぎみになる):テナジー25 > キョウヒョウPRO2 > APOLLO
●サーブ
サーブは出しやすく、切った分だけ切れる感じがしました。半端なサーブは、みんなナックルになってしまう感じでした。

■気が付いたこと(WRMスタッフさんの助言もあり)
●カット用ラケットの中でも、「しなりがあり、薄めのラケットと合わせる」とより効果を発揮しそうです。
<参考イメージ>「ディフェンスII」や「ダーカー(ディフェンス用)」よりも、薄くて力を吸収する「ティルナ」の方が良い印象を受けました。
●とても信じられないのですが、アポロは「カットのオーバーミスが少ないラバー」だと思います。それは、ホームランになるテンション系ラバーでも、球が前に飛ばないベトベトな強粘着ラバーでもないのです。
●注意すべき点としては、「自分から思い切って切りにいくべき」ラバーだと思います。オーバーミスを恐れたり、粘着性や高弾性の性能に頼った力の抜き方をすると、本当に軽い球(相手のチャンスボール)になってしまうかもしれません。
今回、私と仲間たちは、「振り抜き感」と「カットの低い弧の軌道」から、「APOLLO」を選びました。このAPOLLOで、お互い練習を重ね、力強く確実な軌道をつくり、球を相手コートにギュルギュルいわせて着陸させようではありませんか!