クエーサー












投稿者:無業遊民
 

■モニター環境・自己紹介
戦型:F−表ソフト・B−裏ソフト
年齢:19歳
使用ラケッ ト:SK7
グルー(ブースター):なし
【赤・厚】をバック面にて使用。


■ラバーステータス

最近流行りのドイツの回転重視ハイテンション。
シート表面はピーンと張っているのではなくハリのある中にしっとりさもある感じ。
シートは粒がほんの気持ち高めに感じられます。つまんでみるとやや硬めのシートが沈み、
その後コシの強いスポンジが押し返してくる感覚。
スポンジは荒く、メーカーのよるとミズノのラバーにしては硬い部類。
金属音はさほど鳴りません。
 

■ 余談
「テナジー系のラバー」が最近多く発売される中で、
MIZUNOのピュアテンション技術を組み込んだラバーが登場しました。
新技術「ET(エバジートランスミッション)スポンジ」を搭載したクエーサーは
他のメーカーの回転重視テンションラバーを超える性能を持っているのでしょうか!?
ということで実際に試打に入っていきたいと思います。
 

■第一印象
第一球目「おぉっ!掴んでる!!」しかしこの「掴む」ということが原因でミスをしてしまいました。
しばらく使っていると慣れてこれをプラス要因として使えるのですが、
どうも「掴む」という要素が極端すぎて「掴む=球離れが遅い」ではないですが
他のテナジー系ラバーよりも遅いかなぁと感じました。
 

■ 試打
攻撃技術全般

主にバック面での使用でしたが、全体的にちょっと硬すぎるように思いました。
ループドライブ等、擦る技術に関しては「グッとボールを掴む感覚」が最大限の効果を発揮し
抜群の安定性とスピード・回転量を見せつけてくれます。
しかし全てのボールをバックドライブ…というのは無理があります^^;
弾くだけの動作だとラバー全体が硬過ぎて予想以上に飛ばず、
失速感があったのは残念な気がしました。
フォアで前陣でも中陣でもどこからでもドライブで攻め込めるパワーがある方なら
かなりの武器になると思います。グリップする力を活かしてカーブドライブも容易にできました。
 

守備技術全般
ブロックは慣れるまでに少々時間がかかりました。
ボールを掴む感覚によって相手のドライブの回転量に押されオーバーミスを連発…。
改善方法としては相手のドライブに対してボールを上から押して擦るように、
伸ばすブロックのような返球するとカウンター気味なりますが比較的安定しました。
それでも相手の回転に対してグリップする力が強いので注意が必要です。
「長所であり短所でもあるグリップ力をどうやって活かすか」がこのラバーのカギとなるでしょう!
 

サーブ・レシーブ・台上技術など
サーブはガッツリ切れるのだろうと思っていましたが、それほど掛りませんでした(切り方にコツが)。
ラバーに食い込み回転が掛る前にボールが飛び出してしまうと回転が掛らず、
しかもそのまま飛び出してしまっているので相手のチャンスボールになりかねず
何度もひやっとする場面がありました。
食い込みを生みだすためには(ラケットの前をあげて掬いあげるように打球など)
各個人のやり方があると思います。グイッという感触を掴む擦り方を見つけてみてください!
レシーブでは浮く感じというのがなかったためストップも容易、
ツッツキで先手を取るというのもミスなくできました。
回転に合わせてぶつけてナックルに…というのも慣れればすぐできます^^
 

■おすすめなプレーヤー
フォアでドライブ重視のパワープレーをする方。バックだとちょっと硬いかもしれません。
私はフォアで裏ソフトを使うのはサーブの際に反転する程度でドライブや攻撃技術については
あまり詳しくは書けないのですが、こんな私でも確かにフォアドライブの威力
(飛距離と伸び)は相当だなぁと思いました。とりあえずバック面でもしっかり扱えるような
クエーサーMFなるものが発売されることを期待します!
 

■まとめ
使ってみると意外にハードなクエーサー。ドライブに威力を発揮し、
掴む感覚を活かして相手を翻弄することができるでしょうか!?
パワーのある選手のフォアに最適なクエーサーをぜひ一度使ってみてください!