迅雷












投稿者:かんなぎ


■モニター環境・自己紹介
使用ラバー:thunder(赤/2.2mm)
卓球歴:8年
普段の使用用具
R:ディフェンスα(廃番)
F:999LSZ2 2.2mm
B:トリプル・スピードチョップスポンジ


■第一印象
Novarと練習球で有名なReactorのラバーです。
以前はTORNADOも扱っていたのですがいつの間にかラインナップから外れていますね・・・
購入できなくなってしまう前に・・・と言うことで。

シート:やや暗め赤色ですが透明感のある綺麗なシートです。
小さめの粒がビッシリと詰まっているのはBOMBARDによく似ていますね。
BOMBARDよりもトップシートが肉厚です。粘着力はかなりのもの。
Novarやアポロと遜色ないレベルで、テンキョク2よりも強いです。
硬度はBOMBARDとキョウヒョウ2の中間程度。
中国粘着というよりかは硬い硬い高弾性のような感触です。

スポンジ:非常に綺麗なミントグリーンです。ヨーラのエアー!のようで個人的に大好きな色です。
硬度はNEOスポンジの39°よりやや硬め。
Novarと同じ質感の最近見かけなくなった溝付きスポンジですが、
Novarよりもやや目が詰まっていてコシがありますね。
裁断がシートと大きくズレていた点と、3箇所ほど1ミリ足らずの砂が混じっていた点が残念でした。

重量:パッケージ込で90g、ラバー本体(167mm×168mm)が74g。
かなり重ためのラバーです。
タキファイア・SPECIALやG888、藍鯨41°よりも重く、太陽40°より僅かに軽い程度。


■試打
粘着力の割には球離れが力強いですね。アポロには敵いませんがなかなかのものです。
穏やかそうな見た目に反して打球感はゴツゴツしており硬め
ブレードとスポンジの間にワンクッションあるような感覚がします。


攻撃技術全般
ドライブ:Novarよりも弾道が明らかに低いです。スピードは神龍を僅かに下回る程度で、
粘着力の割にはなかなか飛びます。
擦り打ちの回転量は言うまでもなくですが、当て気味に打った時の破壊力もかなりのものでした。
多少厳しいボール、苦しい場面でもフラット気味に当ててややゴリ押し気味に打ちに行けて、
なおかつ威力もあるのでそこから挽回して行く展開も多々ありました。

スマッシュ:強粘着とは思えないスピードです。ORIGINよりも粘着力があるのですが
こちらの方が速いですね。
硬く粒が小さいためか他の中国ラバーのようなカチンといった音ではなく、
ハードな高弾性のようなバキンといった音です。打感も手にビリビリと来ます。
表面の粘着で回転が妙に変化しているらしく、
相手のロビングやフィッシュが普段より安定していませんでした。


守備技術全般
ブロック:ブロックは抑えが非常に効きますね。
表面でボールをキャッチしたうえに硬さで球威を強制的に殺している感覚です。
粘着力が強いため勝手にナックル性の止まるブロックになるのですが、
その反面(微粘着なら十分な変化が付くような)
小さいスイングで細かく変化させるのには苦労しました。
またプッシュ性のブロックはテンションスポンジが機能して
直線的に飛んでいってしまいオーバーする場面も。

カット:軌道は低く直線的でバウンド直前に失速する感じです。
全く違うラバーであるにも関わらずハモンドPROαのような印象を抱きました。
表面でブッツリ切るも回転を止めるも自在で、
高い打点からの直線的で攻撃的なカットは特にやりやすかったです。


サービス・レシーブ・台上技術など
サービス:サービスを切るには粘着力がちょっと邪魔な気がします。
くっつく力が強すぎて上手く振り切れない感覚です。とは言っても十分な切れです。
若干球離れの感覚が狂ってバウンドが高めになることがありましたが慣れの問題です。
ロングサービスですがテンションスポンジにうまく仕事をさせてあげられず、
私の技量ではスピードをスピードを出すのに難がありました。

レシーブ:コントロール性は良いですね。ボールを持ちすぎるほど持ってくれるので
時間的に余裕が出来ます。ストップは恐ろしいくらいに止まります。
切りに行く時は前述のサービス同様やや強粘着が気になります。
フリックは独特の鈍い感触がありますがこれといってクセのある変な飛び方ではありません。


■まとめ
ゴッツリハード系の強粘着テンションラバー。
アポロのようにカチーンと軽快に飛んではいかず、
自分でパワーを込めてゴリッと飛ばすラバーです。
とにかくパワーには自信がありベタベタの強粘着が大好きな方や、
ナックルとの回転量の変化で幻惑させるいぶし銀なプレーに
スピードと更なる嫌らしさをプラスしたい方へ。