インパルスパワースポンジ


















投稿者:ぬりかべ


andro社「インパルスパワースポンジ(黒,1.8mm)」レビュー

 ※スプラインP1中国式(表面はGrassDtecs)の裏面で使用しました。
このラバーの前はテナジー25FXの中を使用していました。


1.ざくっとレビュー
重さの割に回転とスピード性能に優れており、コントロール性能も高い。
ハードヒッター向きではないが、ペン裏面打法やシェークのバックに適した攻撃用ラバー。


2.第一印象
まず、重さはパッケージ込みで78g、ラバー単体で57g、
ラケットに貼って(グリップから1.2cm離して貼りました)36g。
回転系テンションの中では軽い部類に入ります。 
スポンジは気泡の大きいタイプで、シートのひっかかりは強め。
いかにも回転のかかりそうな外観です。


3.攻撃技術
ドライブ点・・・7点
スマッシュ・角度打ち点・・・6点
カウンター点・・・7点

攻撃技術全般について「球持ちがいい」「軽い力で振ってもスピードが出る」と言えます。
自分は決してスウィングが速い方ではないので、これはたいへんありがたいと思いました。
ただし、ボールが直線的に飛ぶためにオーバーしやすく、いつも以上に「ラケットをかぶせる」
という意識が必要でした。そのため、打点を落としたループドライブは少し難しいですね。
その反面、バウンドの頂点をとらえるスピードドライブは抜群の安定感でした。
ボールの飛び方にさえ慣れれば、コントロール性能は
他の回転系テンションラバーより高いと思います。
スマッシュもまずまずスピードが出ます。
ただし、自分は普段硬いシートのラバーを使っているせいか、
打った時に「ぐにゃ」という感触があり、コントロールが難しいと感じました。
球を持ちすぎるためオーバーミスが増え、ドライブのときと同様に、
いつも以上に「かぶせる」意識が必要でした。

カウンターはほとんど裏面で使いましたが、今までに使ったラバーの中でも
かなり上位に来るぐらい好感触でした。
弾くようなカウンター(プッシュなどのフラット系技術)はあまり安定しませんが、
バウンド直後をとらえるドライブはよく入ります。
しっかりとかぶせながら打てば「勝手に回転がかかって返る」という感じでした。


4.守備技術寸評
ブロック点・・・6点
ツッツキ点・・・7点

ツッツキは、軟らかいうえに弾みがいいので
「難しいのではないか」と思いましたが…なかなかGoodでした。
ボールの下側を「ガッ」とこすると浮いてしまいますが、力を抜いてボールの斜め後ろをこすると、
そこそこの回転で速く・低い弾道で飛んで行きます。生徒曰く「下回転のプッシュみたい」とのこと。
ぶち切れのツッツキは私には出せませんでしたが、
普通のツッツキに先述のツッツキを混ぜるとかなり効果的でした。

 ブロックでは、普段硬めのシートのものを使っている影響だとは思いますが、
予想以上にオーバーミスが増えました。「食い込みすぎる」という感じです。
ただし、上回転を与えるようにすると安定して返りますので、慣れれば問題ない範囲だと思います。
ナックル気味のブロックは少し難しそうですが、
柔らかいラバーに慣れている人であればむしろブロックしやすいでしょう。


5.台上技術・サーブ・レシーブ全般
台上技術点・・・7点
サーブ点・・・6点
レシーブ点・・・7点
 
サーブの切れはまずまず。
特に、ラバーに強く食い込ませて出すロングサーブは
回転・スピードともに満足できるレベルでした(ぶち切れ、とまではいきませんでしたが)。
それに対して、表面でこする感じのショートサーブは「ポーン」と飛び出てしまう感じがあり、
コントロール・切れともに今一つでした。

レシーブおよび台上技術では、フリックや台上BDなど攻撃技術は全般的にいい感じです。
当てるだけのレシーブではボールが長く飛び出てしまいますが、
自分から横回転や上回転などをかけていくとかなり安定します。
コントロールも申し分ありません。スピードは不足しましたが、これはラケットの問題でしょう。
これだけなら8点なのですが、ストップが難しいですね。
ラバーに食い込みすぎて、いつもよりやや長め・高めになってしまうように感じました。
慣れの問題かもしれませんが、これが減点ぶんですね。


6.お勧め構成
今回はかなり軟らかめのラケットを使いましたが、「ボールを持ちすぎる」という感じでした。
硬めのブレードの方が良さそうです。
ラバーがやや軽めなので、7枚合板や特殊素材と合わせても問題なく振りきれそうです。

7枚合板(あるいは特殊素材)+表面粘着+裏面インパルスパワースポンジなどが
このラバーの長所を引き出せると思います。


7.どんな人にお勧めか
両面を振るペンドラの裏面か、シェークのバック面お勧めです。
中〜高の女子選手ならフォア面にもいいですね。
ハードヒッターのフォア面には物足りないかもしれませんが。

同系統のラバーの中では比較的軽いので、ラバーの重さに悩むペンドラの裏面には
たいへん適しているのではないでしょうか。


8.総合評価
ペンの裏面やシェークのバック面で使うなら7点。フォア面で使うなら6点というところでしょうか。
私自身は「もう少しサーブの回転がほしい」と思いましたが、
それ以外の技術ではなかなか高い能力を発揮してくれました。