ファスタークG1





















投稿者:どっくま


ファスタークG1(Nittaku)

<モニター紹介>
卓球歴…約8年程
ブロックからの組み立ての好きなドライブマン
今回の使用道具
ラケット…バイオリン(Nittaku)
フォア面…ファスタークG1 特厚
バック面…ラグザ7

<第一印象>
ニッタク開発の「ストロングスポンジ」という事ですが、
個人的にはテナジーのニッタクver.という印象を持ちました。
テナジーよりは若干硬めですがただヘキサーHDほどではありません。
硬めのわりには食い込みは思ったよりいいという点が驚きですね。
また硬さの割に思ったよりラバーは重くありません。

最近のドイツラバーはけっこう重量が気がかりのものが多かったのですが
今回はドイツラバーの中ではちょい軽めでしょうか。
日本ではやはり石川佳純選手のイメージがでかいので期待大のラバーです。


<攻撃全般>
ドライブ
とても打ちやすいですね、スピードもありますが1番の利点は安定性だと思います。
正直「打ち抜く破壊力」という点では同じドイツラバーの
ヘキサーHD、RASANTなんか程ではありません。
しかしこれらに圧倒的に勝るのが安定性、打ちやすさです。
ヘキサーHDのような独特な球離れ、RASANTのようなじゃじゃ馬感(笑)、
テナジーのようなかなり独特の弧線など癖が無いですね。
ループなどの緩急が非常につけやすい上にコントロール性がいいですね。

そして硬く感じたのでどうかなと思っていた食い込みも良好です。
しかし逆に表面のみではイマイチ回転量を出し切れない感じになってしまいます。
また正直後陣からガンガン打ちこむ、という風にするには少々しんどいですね
だから後陣からのラリー展開を好むヨーロッパ選手には
使っている人を聞かないのかなと思いました。


スマッシュ
ドイツラバーの中ではかなり打ちやすい部類です。
このラバー最大の長所と思うのは「回転の影響を受けにくい」ということです。
これは台上でも大きく役に立つのですが、
スマッシュにおいては多少の横回転なんかは気にせず振ればうまく入る気がしました。


<守備全般・台上など>
ブロック
回転の影響を受けづらいので安定感は抜群です。
とりあえず「返すだけ」ならかなりの高水準だと思います。
ただ如何せんこれで点を取りに行くのはしんどいかもしれません。
プッシュ気味に反してもヘキサーHDやアクーダS1ターボの方が威力は上だと思います。
ただこれらのラバーにはない安定感があるので続けてブロックするなら断然ファスタークです。
ブロックからでもどんどんブロックなりにも攻めて点を自分から狙っていきたいという
アグレッシブな方にはお勧めしません。

ツッツキ
回転量に関しては特に突出してるわけでもありませんがストップも含め
すごくコース取りしやすいですね。
ツッツキの安定感に関してはかなりの高水準だと思います。

サービス
回転量は思ったほどではなかったというのが正直な感想ですが、
でも悪いわけではありません。ただコース取り、長さの調整、
回転量の変化においては非常にいいです。
このラバーは回転量ではなく変化のバリエーションを目的とした
サービスの機能が素晴らしいと思います。

フリック
擦って打っても弾いて打っても十分な性能を発揮してくれます。
特にドライブ気味にしたらいい感じでした。
あと何より思ったコースに狙い打つ感じが抜群ですね。

<総評>
比較的ある程度卓球の経験がある人(最近の高性能ドイツラバーや
テナジーに手を出すレベルの人)なら誰でも使えるラバーだと思います。
なにより他のラバーとの差は回転の影響の少なさなのでこれは大きな強みです。
硬いラバーはあまり女性に向かないと言われますが、
ある程度経験がある方なら全然ありだと思います。
ただ後ろからのラリー志向の方、力で押し通すパワーヒッタータイプの方には
もしかしたら時折威力に不満を漏らすのではと思う点があります。
ドライブ志向でも比較的前で打ち合うのが好きな方や
安定性を求める人にはかなりお勧めしますね。
値段が値段なのでたぶん初めて使うにはけっこう勇気がいると思います。
ドイツラバー使用者でゴリゴリのパワーヒッターの方はヘキサーHDやアクーダS1ターボ、
安定性志向の人はファスタークG1を使うのが個人的なオススメではありますが
ただやはり性能に関してはかなりのものなので本当にチェン・チー(中国の選手)みたいな
フルスイングドライブマンでない限りは十分使っていける能力はあると思います。