キングプロ

























投稿者:ぐらたす


KING−Pro 2.2mm 48度

■環境・自己紹介
卓球歴(戦歴)21年
戦型:右シェークオールラウンド型
使用ラケット:プリモラッツ・カーボン,バルサプラス8.5FL
F面:KING Pro
B面:RASANT 1.7mm
戦績(特になし)攻撃技術の確実性を大切にしたい40代

比較ラバー:BRAKE-Pro,APOLLO-Pro

F面移行経歴:AOLLO-Pro→BRAKE-Pro→KING-Pro

F面は粘着ラバー以外の選択をしない生き方をしてきたので
「弾む粘着」というキーワードに敏感に反応し、新しいラバーへの乗り換えを
繰り返してきました。

使用ラケットは、長年,粘着に合うと言われる7枚合板を使用してきましたが
KING-Proを使っているうちに、弾むラケットでもいけると判断。
いわゆる「ぶっ飛びラケット」に「強粘着」という
ラケット・ラバーの相性としては、最悪といわれる組み合わせで
練習に取り組んでいます。

最近発売された「王道03」に興味はあるものの、WRMが粘着に合わないと明言(名言?)
しているため,躊躇しているところ・・・。

●重量
私がこれまで使用したラバーのなかで最も重量があるラバー
カット前76g程度
カット後54+1g程度

プリモラッツカーボンがラケ重85g 「両面キンプロなら195g」
バルサプラス8.5FLがラケ重73g ラケット小さめなので 「両面キンプロなら181g」
(バルサプラスシリーズは軽量が売りなのですが、重量個体差が大きいので参考ということで)
まあ単純に重いラバーです。

◎◎◎シート・スポンジ
シート表面は粘着ががっちりありそうな、べとべと感があります。
アポロシリーズは表面全体が粘着加工されているようですが、
KING-Proは表面に粘着物質が「後付け」されている感じ。

スポンジは紫色でシブく、指で押した感じ、寿命が長そうな弾力がよい好印象。
アポロシリーズはシートがスポンジから剥がれる不具合で,でかい気泡みたいに出っ張ること多々。
BRAKE-Proは貼り替える時、スポンジが割れる感じで、別ラケに試し張りできなかったり
何度も悲しい思いをしました。
KING-PROは,この問題点がすべてクリアされています。
スポンジも強く・シート面との接着も完璧で、別ラケへの試し貼りも可能で
中国粘着史上過去最高の品質と私は評価。
「已打底」についても
アポロシリーズのように塗りムラや、購入後の時間経過の劣化(乾燥)がなく
買い置きしても心配のないラバーです。 

■試打
○[打球感]
一度持った後に発射されるような打球感。
独特。でもスピードは速い。
私の感覚では、これまでの基本的スイングとかなり変えないと台に収まらない。
基本的に弾みは大きいので、攻める時は,バックスイングから打球まで
直線的だとオーバーする。打球時に上から押さえつける感じのスイングで
自らの回転で相手コート台上に鋭く沈みこませるイメージでないと入らない。
強打というよりは、すべてドライブで攻撃し続けることが求められるラバー。
だから、一瞬の持つ感覚「独特の打球感」で微調整しなければ使いこなせないと自己解釈。

◎◎◎[ドライブ]
特徴として
1.粘着が強いので一瞬持ってから、よく弾む(上に)
2.自分から仕掛けるときのドライブは曲線的な巻くようなスイング
3.相手のドライブに対しては、バウンド直後を平行気味にスイング(これも若干曲線的に)
この感覚が分かるようになるまで、若干の時間が必要です。

WRMでは上に飛ぶと表現しているフォア打ちの上向き弧線はすぐ慣れると思いますが、
ドライブに関して,私は,まったく打ち方を変えないと入りませんでした。
最初は相手コートネット際に強回転で入れる練習をしてください。
確実に入りだし、回転・威力が出はじめたら・・・。もうこのラバー以外を選べなくなります。たぶん。
キーワードは「強ドライブの安定感」

台上ドライブの回転量はAPLLO-Proが若干上ですが、
中陣からのドライブはKING-Proが数段上です。
バックスイングが足りなくても、瞬間的にこすることができれば、
強回転がかかるのもgoodです。
パワードライブの威力だけではBRAKE-PROが上ですが、
「威力+安定感」を考えると私の選択はKING-Proです。

▽[スマッシュ]
KING-PROの唯一満足できないところが、このスマッシュです。
スマッシュの時も、若干持ってしまう感じで・・・。フラットで打つと威力が足りません。
けしてスピードが無いわけっではないのですが・・・。打ち抜ける感じがないです。
パワードライブぎみのスマッシュ(曲がるドライブ)で代用することが多いです。
私が、ぶっとびラケットに切り替えたのは、このスマッシュの威力を上げるためです。
結果、スマッシュだけを考えると正解と言えますが・・。
ループドライブの回転で押し続けたいときなどは・・・。失敗かな・・・。なんて思います。
フラットぎみのスマッシュではBRAKE-Proやテナジーシリーズのほう数段上だと思います。

○[サービス]
くい込ませると抜群の回転量です。こすっても粘着らしい切れ味です。
しっかりくい込ませた伸ばす系のサービスは、なぜかスピードが出ません。伸びません。
どちらかというとショートサービス向けのラバーだと思います。
BRAKE-Pro,APOLLO-Proとは目立った違いは感じません。
でも,回転量は十分だと思います。

○[ツッツキ]
無難にできます。切れますし,ストップ気味にもやりやすいです。
切るときにはスイングを大きくしないとガッチリ切れないような気がします。
小さく鋭くは難しい・・・かな。
ボンバードのような切れ味や球質の変化など攻撃的にはいきません。
ツッツキで得点を期待できるラバーではありません。優等生的切れ具合です。

○[ブロック]
強回転の影響は受けやすいラバーですが、
カウンター気味に掛け返す打ち方をすればある程度止まります。
ブロックだけではスピード・威力とも抜群にいい感じではないです。普通の軽い球質です。
自分の回転で掛け返す意識がないと厳しいかもしれません。
常にちょっとだけかけるイメージで。
ブロックではなく、ドライブで攻めるためのラバーです。 

◎◎◎[カット]
ここまでドライブ向きのラバー寄りの雰囲気でレビューしてきましたが
このラバーから繰り出されるカットはすごいですね。
慣れは必要ですが、抜群の回転量です。深く入ったら持ちあがらないですね。
カットマンに必要なカーブロングの回転量・曲がり具合もgood!!!
持つ感覚はここでも活かされます。
手首を使って,がっちり・ゆっくり・深く・ぶち切る
これはカットマンとしては最高レベルですね。
(弾むラバーを使用しているカットマンならすぐ慣れるし、大満足できるでしょう。)

もともとカットマンの私・・・。もっと早く出会いたかった・・・。
心からの感想です。

■中国語風に表現すると

前進回転専門恋人須磨酒不向
遅感覚高弾強転前向回転常意識
守備人回転異様怪転異様変化

■まとめ
特性的にドライブ性ラリーでひたすら攻め続ける選手向けのF面向きラバーだと思います。
フラット打ちに不満があるものの、ドライブ気味の強打へ意識を変えることができれば、
強回転ドライブの多様な技術と安定性・得点能力を手に入れることができると思います。

最大のネックが重量です。
非力な私の例ですが
F面キンプロで55g程度 私はB面ラザント1.7mm45g ラケ重85gなので
総重量185g ちと重い。あと3gくらい軽くしたいと思っています。
女子選手や中学生の使用を考えている場合は「重量計算」が必須です。
「重くて無理・・・。」とか言われそうです。軽めラケにするとか工夫を。

個人的にSWORD[世奥得]というメーカーの新商品はこれから注目していきたいと思います。
中国ラバーとして品質に信頼が持てますし、いつか大人気メーカーに化ける気がします。