デスペラード














  投稿者:Mk.22


デスペラードOX レビュー

■モニター環境・自己紹介
卓球歴(戦歴)5年
戦型 裏粒のペン粒攻守 反転を多用します。
使用ラケット B社木材5枚+アリレート2枚の廃盤モデル。弾みはミッド程度。
裏面にはHEXER DURO1.9mmを貼っています。


■第一印象
シートの質感は独特な光沢があるグラスD-tecsに似ています。
粒は細めで根元が台形になっていてグラスD-tecsと比較すると硬めの粒です。
しかし指で倒してみると粒に柔軟性を感じます。
玉突きをしてみますと言われているほどの低弾性は感じずCURLP-1程度の弾みに感じました。

試打
攻撃技術全般
順回転に対してのフォア打ちはやや直線的なボールが出て、引っかかりが良い為、
粒高にしてはラケット角度にやや融通が利き、不用意なミスが少ないです。
強打をした時にはラケットにボールがベッタリ張り付いているような球持ちを感じ、
コースの打ち分けが容易でした。
ドライブに関しては最初粒で擦る様に打っていたのですが中々安定しなかった為
少しぶつけ気味に打球してみると安定しました。安定はしますが別段特徴的な球は出ません。
あくまで不意打ち等に使う技術として考えましょう。
プッシュは今まで使った粒高の中でもトップクラスの扱いやすさ、変化幅です。
私は基本的に多少面を開いて相手の回転を流す様に返球しますがこの打ち方をした場合、
ボールが弧線を描きます。スピン反転能力が非常に高いためでしょう。
弧線を描くため安定します。
相手のドライブをブロックで切り、ツッツいた球を回転を流して打球すると
合わせに行った相手が簡単にオーバーミスをするほどスピンが反転します。
次に標準的な打法のプッシュですがこちらは直線的かつややスピードが出て
さらにしっかりとナックルで飛んでいきます。
前者の打法のプッシュとの球質の差が激しいと感じました。
グラスD-tecsではここまで球質に変化は起きなかった様な気がします。

守備技術全般
ブロック系の技術には正直文句が見当たらないです。ここまでだとは思いませんでした。
引っかかりがあるため強い回転の球は苦手かなと思いましたが
当てた後少しラケットを引くだけで簡単に止まります。
大抵のドライブボールはこの処理の仕方でナックルにして返球することが可能です。
これだけではただコートに「入る」だけですので
微妙な調節で短く落としたり等の技術は必要です。
次にカット性ショート。切れます。
キチンと自分から切る技術を持っていれば異常な切れ味が体感できます。
また他の投稿者様が言っておりますが弾道が低く次打に強烈な球が返って来ません。
また、非常に安定するため、相手のドライブを一本切れば
そこからどんどん倍返しで切る事ができます。
特に好印象だったのはフォアでのぶつ切りブロック。
グラスD-tecsは粒が柔らか過ぎて鋭くスイングすると球が浮いてしまい
切れてても打たれてしまうことがありましたが、
こちらは粒がやや硬めな為粒がスイングに負けずにべったりとした重い球質のボールを
中弾道で送る事ができました。
もうひとつ印象に残ったのが咄嗟の時の手を出すだけのブロック。非常にミスが減りました。
当てるだけでキチンと返るというのがこういう時に生きています。
台上技術に関しても及第点以上。
ツッツキは引っかかりがありますが何故か上手く切れずに浮いてナックルになってしまいますが、
おそらく私の技術不足でしょう。印象に残ったのは誘いの技術。
球に対して斜め上からラケットを差し込む様にツッツくと低弾道のまさにブツ切れの
ツッツキの様に飛んでいきます。
しかし実際は完全なナックルですので次の球を狙いに行けます。
レシーブも苦手な球がありません。長短の差もはっきり出せ、メリハリが利きます。
相手の回転がわからなかったらとりあえず粒を寝かせてツッツけばコートに入ります。
このあたりの融通が利くのも美点です。

■おすすめなプレーヤー
粒高を使用している中〜上級者。特に自分から変化を作る人。
グラスD-tecsに切れ味以外での不満がある方。

■まとめ
グラスD-tecs以来の大物です。ボールに自分から様々な変化をかけられる点からして
CURLシリーズなどの標準的な粒高をそのまま性能を向上させたようなラバーです。
グラスD-tecsの様にオートマチックに何でも切れる
ラバーではありませんのでその辺りご注意を。
グラスD-tecsとどっちがいいの?と言われると甲乙つけ難いので何とも言えませんが
ブロック主戦で尚且つブロックの技術に自信がある方にはグラスをおすすめします。
いつでもMAXレベルの切れ味が出せる点はやはり凶悪です。
デスペラードは凡用性が非常に高いため粒高を使っている人はとりあえず
一回使ってみるのもいいかもしれません。
どちらも同レベルのハイスペックラバーなので両方手を出してみてもいいかもしれません。