ベガチャイナ


















投稿者:ぐらたす


VEGACHINA 【XIOM】 

■モニター環境・自己紹介
卓球歴(戦歴)21年
戦型:右シェークオールラウンド型
以前は粒高カット主戦
使用ラケット:プリモラッツカーボン・バルサプラス8.5・ルディアックパワー
F面:KING PRO B面:RASANT
戦績(特になし)最近は、バックからの回転系技術を
フォア攻撃につなげる指導に力を入れる40代

比較ラバー:水星WRM特注(H37)・KING PRO・APOLLO PRO

■はじめに
粘着好きの友人が大人買いした数枚の内、1枚を入手しました。
友人はVEGACHINAの名称の「CHINA」に異常反応。
絶対自分に合うと確信して購入したようですが。

残念ながら2週間の使用(試用)で、あきらめたようです。
友人曰く「お前も使ってみて感想を聞かせてくれ。」と、あきらめ顔。
ということで、私も2週間試用。
使用ラケは、ルディアックパワー・バルサプラス8.5
私個人として
VEGAシリーズといえば、適度に弾み、高い弧線はあまり描かない印象を持っています。
ASIAはスイングスピードと強いミートが求められPROは基本ができている方であればなんとか
EUROPEは柔らかく万人向け・・。(非力な私のB面向けか)という印象ですが。
CHINAは・・・。

今回のレビュー キーワードは「それほどでもない!」です。

■試打
○[軽打]
弾み(スピード)は 
・VEGAシリーズどれと比較しても・・・弾まず。
・キンプロよりかなり弾まず。
・水(H37)より若干弾まず。くい込んだ時だけ若干弾む傾向。

くい込み感があり、弾む感じはするが、気を抜くと無駄に飛んで行ってしまう感があります。
粘着なのに、持つ感覚をあまり感じないラバーです。

○[ツッツキ]
回転量は多いと思いますが、粘着シートとスポンジの相性でしょうか。
ツッツキで粘り倒すことが難しいと感じます。
相手の切れたツッツキにはかなり影響を受け切り返しても落としやすく、
ナックルには浮きやすい。

自在性がない・・・かな。ここでも無駄に弾む感が・・・。
戦術的なツッツキで得点を狙えるかと言われれば「それほどでもない。」
・VEGAシリーズのなかでやりにくい部類に入ると思います。
・キンプロ・水(H37)のほうが数段上です。 

△○[ドライブ]
ここまで「無駄に弾む」と表現してきましたがここから若干良い方向にレビューしたいのですが。
ちょっと表現が難しいのですが、「くい込ませない程度の強ドライブができた時だけgoodです」
くい込ませとどこまでも行ってしまいます。
「コスル」ドライブと「くい込ませない」ドライブができるとなんとか使えそうな気がします。
簡単に表現すると、ガバッとドライブにいくと、くい込み過ぎてオーバーしますが、
キュッと鋭く小さいドライブ
(スイング後にボールがゆっくり飛んでいくような)は武器になると思います。
回転は掛っているのに弧線は低く、特徴的です。
ただ、扱いが難しく、安定性は「それほどでもない!」です。

バック使用のチキータでは難しいと言われる真下回転でも前述の「キュッドライブ」で入ります。
バックドライブはコスル系技術でいけると思います。
チョイ横回転ドライブはゲームメークに良いかと。
バックドライブをチョイチョイかけてF面攻撃につなげる戦術をお持ちの方なら、
なんとか使えると思います。
※特徴が異質なので他ラバーと比較はできません。可能性を秘めていると思いますが、
ドライブ主流の現代卓球では・・・。どうでしょうか?
普段、キンプロを使用している私には、不満だらけです。

◎[ブロック]
ドライブに対するブロックは好印象です。
テンションラバーと同等かと思います。粘着シートが若干回転の影響を受けるのですが
バック面使用で若干押す感じと弾く感じを理解できれば、良いと思います。
横回転を入れてやると小さく止まります。
・RASANTに比べるとどうかと言われれば。強く「それほどでもない!」
・水(H37)は粘着らしく止まるイメージですが、CHINAはテンションの止まりです。
 
▽▽▽[スマッシュ]
粘着シートの宿命ですが、難しいですね。
最初は、大昔からの粘着ラバー(TSP730等)を彷彿させる打球感でしたが、
スポンジの弾みがあるので使用するたびに慣れては来るものの・・・。
キンプロ・ブレプロ・アポプロ等WRM主力粘着と比較すると、
弾みは理解できるものの時代遅れ感を否めません。(最新ラバーなのに)
上記主力粘着もそれぞれ特徴があり、
スマッシュがずば抜けて良いという感じではありませんが
ドライブ系スマッシュで代用するなど人間側が納得して調整できる範囲ですが・・・。
・ブレプロはスマッシュ向き
・キンプロはドライブ系スマッシュで代用
・アポプロはスマッシュ時にスポンジが「グシャと感」があるため、
強ドライブで掛けきるスマッシュで代用

さて、CHINAは「そのレベルまでいってない!」

○[カット]
弾む粘着を使っている選手なら無難に使えると思います。回転は掛るし切れます。
台から距離があるカットはgoodです・・・。がっ
カットマンが意識する回転の変化・球質の差を出すことを考えると、「それほどでもない!」
感じがします。
ナックル・ブチギレの差が相手から見て分かりやすい気がします。
要はカットが得点につながらないイメージをもってしまいます。

◎[サービス]
ショート系サービスの回転量は多いですね。
ロング系サービスは残念ながら、くい込ませても伸びなく。
表面でコスル系でいくしかないでしょうか。
でも、十分な切れ味です。
・水(H37)よりは若干少ないでしょうか。 

(参考)
ラケット相性
今回、7枚合板(ルディアックパワー)とTSP軽量ぶっとび(バルサプラス8.5)を使用しました。
●ドライブに関しては「無駄に弾む」と表現しましたが、7枚合板側が顕著に出た感じです。
 粘着なので7合が合うはずでしたが、ぶっとびのほうが印象は若干良かったです。
●小さい台上技術は7合がやり易く、ぶっとびはその名の通り・・・。(無理です。)
 ブロックはぶっとびのほうが比較的安定、威力はあります。(ここは評価点です。)
●カットは7合でないとできませんが、技術的にどうのこうの言うことはできません。
 「それほどでも」・・・「べつに」でしょうか。

■中国語風に表現すると
 粘着好々友人涙
 琴座中国表中綿薔乱州駄目駄目
  
■まとめ
長々と、後ろ向きなレビューにお付き合い頂き申し訳ありません。
友人が諦めた理由は分かりました。(私も無理です。)
WRM主力粘着と同じレベルのラバーではないと感じます。

その昔、日本が粘着ラバーを諦めていなかった時期と同じようなシート感を
無理やりテンションにくっつけてしまった。安易な印象です。
選手側が気にするバランス感と最近の粘着テンションの傾向を考慮してない感じで残念です。
ラバーの特徴をはっきりと動画で紹介し販売するWRMでは、顧客側が自分の判断で
特徴を理解し、購入できます。(例え失敗しても自己責任と思えます。)

友人のように「商品名」と「CHINA」だけの判断で購入した場合、悲しい気持ちが残ります。
日本の卓球ショップがこれから考えていかなければならないのは、
この、顧客の「期待感」と「満足度」の差をつめていくことかなぁ〜なんて思います。

顧客側が「それほどでも」という時は、
「期待外れだったけど、買っちゃったしなぁ〜」という諦めです。

顧客優先主義がんばれ!WRM!!!