水星2


















投稿者:just


■レビュー環境
使用ラケット:オフェンシブCR [STIGA]チタニウムターボ[JUIC] 王道04[WRM]
使用ラバー:水星2WRM特注 33度〜39度
重量:33度44g 35度47g 37度49g 39度51g
一段階硬度が上がるに連れて2〜3g重くなり、33度は柔らかいスピン系テンション並に軽く39度はラザントやブルーファイアM1並に重いです

・外観
表面の粘着は始めは強めですが使っていくうちになくなっていきます。シートは柔らかく粒は小さくやや間隔が広めで食い込みやすい設計と言えます。スポンジは太陽のようなオレンジスポンジで太陽ほど脆くないですが他のラバーに比べると脆く耐久性は良くないです。


■はじめに
今回は水星2WRM特注の33度と39度の比較と特徴を中心にレビューしたいと思います。ラケットはオフェンシブCR フォア面でのレビューです。


■攻撃技術全般
・軽打
非常に球持ちが良く自分で打っている感覚が強く、特に貼ってから2・3日の粘着が強い状態だと球を持ち過ぎてネットミスをする事がありました。
 
・ドライブ
軽打同様球持ちがいいのでコントロールしやすく回転量も自分の意図で調整できる自在性があります
ただ33度だと擦り打ちをするとスリップしたり思ったほど飛距離が出ないのである程度ラバーに食い込ませて打つ必要があります。そういう意味では39度の方がドライブを自在にできると思います。好印象だったのが対下回転のドライブで特にループドライブは回転を掛けやすくまた回転量を調整しやすいので相手のラケット角度を狂わすことができます。スピードドライブはあまりスピードは乗らないですがストレートコースなどの強く狙いにいきにくいコースもコントロールしやすくまた回転量が多いので相手がオーバーミスをすることが多々ありました。スピードはまずまずなので主に前・中陣でのプレーがこのラバーの特徴を生かせると思います。

・スマッシュ
シートが柔らかいので粘着ラバーらしいナックルボールが出にくくまた球持ちの良さが災いして打ち抜きにくいです。特に33度の場合は食い込み過ぎてパワーロスするのでより打ち抜きにくいです 。


■守備技術・台上技術全般
・ブロック
強打に対するブロックはラバー全体で威力を吸収する感覚がありしっかり止めることができますが回転量が多い球のブロックは回転の影響を強く受けるのである程度自分の回転にする必要があります。伸ばすブロックはしっかり球を持つので弾道をイメージしやすくやりやすいですがスピードが思ったほど出ないのでコース取りが悪いと連打をくらいやすかったです。

・カウンター
伸ばすブロック同様しっかり球を持ってくれるのでやりやすくまた相手の球威に押されにくいので安定感があります。コントロールしやすくまたある程度角度を間違ってもしっかり擦っていれば入ることが多いので思い切ってしてカウンターをすることができます。

・ツッツキ
当てるだけの角度を合わせるツッツキは回転の影響を強く受けやすいのである程度しっかり自分の回転にする必要があります。切るツッツキは球持ちの良さから切りやすくまた思ったほど飛ばないので前後左右にコントロールしやすかったので相手のミスを誘ったり、コースを限定させやすかったので効果的でした。サイドスピンツッツキは、やりやすいですが思ったほど曲がりや回転は掛からなかったので切るツッツキを多様した方が効果的でした。ストップはツッツキ同様自分の回転にしないと回転の影響を受けやすいですが小さなスイングでもしっかり球を持ってくれるので切るストップが抜群にやりやすかったです。ツッツキは柔らかいラバーだと浮きやすく切りずらい傾向がありますがこのラバーは33度でもしっかり球を持ってくれるので良く切れ、弾道も低く収まるのでそういった弱点がないのが良かったです。
 
・フリック
ラバー自体があまり弾きが良くないので弾くフリックは安定しませんでしたが擦り気味のフリックは球持ちの良さからやりやすく、コントロールしやすいです。ただスピードはあまり良くないのでコース取りが必要になってきます。


■サーブ・レシーブ
・サーブ
擦るとあまり飛ばないので回転量の多いショートサーブが出しやすいです。ロングサーブは多少球を持つためかあまりスピード感がないためノータッチを狙いにくかったですが逆に他のラバーとテンポが違うためか相手が合わせずらそうでした。スピードは粘着テンションラバーとしては平均的でラバー全体で食い込ませるのではなくシートで引っ掛けた方がロングサーブでもしっかり回転を掛けられます。

・レシーブ
対ショートサーブでは切るストップや流しレシーブがやりやすく相手から3球目強打を受けることは少なく4球目攻撃につなげやすかったですがフリックの弾きが弱いので思い切ったフリックレシーブをしても返球されやすく相手からしては一発で持ってかれないので安心してショートサーブを出されてしまう点が苦しいです。ただハーフロングからロングサーブに対しては台上ドライブやドライブで自分のボールにしやすいため相手にプレッシャーをかけやすくまた回転がわからない時でも無理矢理自分の回転にしやすいのでレシーブでは比較的楽にプレーできる点が良かったです 。


■おすすめのプレーヤー
スピン系テンションを使っていてスピードを落としてでもスピンを重視したい方。
粘着ラバーを使っていてより使いやすくラバーを求めている方。
しっかり自分の回転にしてプレーを組み立てたい方。
粘着ラバーを使いたいが使いにくいのはイヤという粘着ラバー入門者に特におすすめします。


■ラケットの相性
・オフェンシブCR
今回使用した中で最も弾みが弱くしなりやすいのでラバーの特徴である球持ちの良さが重なりとても回転が掛けやすくまた飛びすぎないのでコントロールのしやすさが好印象でした。ただその球持ちの良さが災いしてとてもミート打ちのスピード感が悪く、相手に下がられると打ち抜くのに苦労しました。そのためこの組み合わせは前陣で回転をしっかり掛けたい方におすすめです。

・王道04
オフェンシブCRと比べて弾きとスピードは上がりましたがラケットが硬めのため37度・39度と組み合わせると弾道が直線的になりすぎてネットミスを連発しました。なので33度・35度を選んだほうが回転とスピードのバランスがとれますがそうなると硬めのラバーが好みの方には向かないので好みが別れることになります。柔らかい粘着ラバーが好みの方やスピード、スピンのバランスを求める方におすすめします。

・チタニウムターボ
弾みが強く、とても球離れが早いのでラバーの特性である球持ちの良さが悪くなるのでスイングスピードが速い方でなければ少し弾みの良いテンションラバーのようになってしまうのであまりおすすめできません。ただしっかり速いスイングでインパクトできる方であれば粘着ラバーらしい相手コートで沈み込むような癖球を出せるので硬く球離れの速いラケットを使っていて粘着ラバーのイヤらしさを駆使したいスイングスピードに自信がある方にはおすすめできます。これらのラケットで使ってみましたがやはりオフェンシブCRのような五枚合板のラケットとの方が軽いタッチでも回転を掛けやすく常に回転量の多いボールを出せたのでラバーの特徴を最大限に生かせるという点で相性が良かったです。ただ王道04のようなインナーに特殊素材が入ったラケットまでならラバーの球持ちを生かせるようで特殊素材のスピードとラバーの回転がうまくバランスが良くその辺が相性いいと言えます 。


■まとめ
ラバーの硬度の違いでの使用感は33度だと強打やミート打ちまで球を持ち過ぎてしまうのでスイングスピードに自信のない方におすすめできます。39度は強打してもスポンジが応えてくれドライブもスポンジが硬いながら回転が掛けやすかったですが重量が重いのでその辺で好みが出てくるでしょう。ラバーの特徴としてはとにかくしっかり球を持ってくれるので回転が掛けやすいのでドライブや台上でしっかり回転を掛けられる点だと思います。粘着ラバー入門者やプレーが回転主体の方に使ってもらいたいラバーです 。