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投稿者:ぬりかべ


  cornilleau社「TargetULTIM47.5(赤,2.0mm)」レビュー

 ※STIGA社のハイパーテックCR中国式の45°の方に貼りました。表面はデスペラードの黒・OXです。

1.ざくっとレビュー
 それほど強くないインパクトでもボールを食い込ませることができる、回転・スピード性能に優れた中級者向きの攻撃用ラバー。TargetULTIM50(以下、50と記述する)よりもボールの威力は若干落ちるが、操作性は向上している。

2.第一印象
 シートの端をつまんでみましたが、やはりかなりの摩擦力の強さ。あまり透明感のないタイプです。スポンジはオレンジ色で、気泡は大きめ。重さは、中国式ペンのグリップから1.2cm離して貼って42g。MAXをシェークの全面に貼ったら46〜7gぐらいでしょうか。今回のラケットより小さめのスプラインP1に貼った50が45gであったことを考えると、なかなか軽くなっているといえます。

3.攻撃技術
ドライブ点 8点
スマッシュ・角度打ち点 7点
カウンター点 8点

ドライブに関しては50と比べて威力が若干落ちたように思えますが、安定感が増しています。フルスイングでなくともラバーに食い込むので、小さいスウィングでもスピード・スピンともにまずまずのボールが出ます。50と違い、表面でこするよりもラバーに食い込ませるつもりでスウィングすると良いボールが出ます。
 カウンターでは、スマッシュやプッシュなどのフラット系のボールは、柔らかくなっているぶん威力が若干落ちています。ただし、50よりも食い込むぶん、ドライブはかなり安定感が上がりました。ボールののびも全体的に良いです。
 スマッシュは柔らかくなったぶん50より少し打ちにくくなったように思いますが、それでも打ちやすい部類に入ると思います。50よりもラバーに食い込みますので、弾いて打つよりは前進回転をかけながら打つとより安定します。

4.守備技術寸評
ブロック点 8点
ツッツキ点 8点

 ブロックでは、自然に前進回転がかかるので、弾みの割にはオーバーミスがかなり少なかったと思います。練習相手も「ブロックのボールが伸びてくる」と感想を述べていました。ナックル性ブロックよりも、伸ばすブロックやサイドスピンブロックの安定感が光りました。
 ツッツキに関しては、50よりも少し浮きやすい感じがありましたが、1〜2球で調整できる範囲だと思います。50のレビューで書いた「プッシュのようなスピードのあるツッツキ」はこちらの方がより低い弾道で出るように感じました。切れは50と同様に、十分にあります。

5.台上技術・サーブ・レシーブ全般
台上技術点 7点
サーブ点 8点
レシーブ点 7点

 サーブに関しては、50と同様に回転スピードともに申し分ありません。シートで擦れば短く、ラバーに食い込ませればスピードのあるボールが出せるため、長短や緩急の差をつけやすくなっています。そのため、私にとっては「50よりも使いやすい」という印象があります。
 レシーブや台上技術では、50と同様にフリックの安定感が光ります。スピードは若干落ちますが、回転がかかり球持ちがよいので、相手を振り回してチャンスボールを作るにはこちらの方がよいと思います。ただし、ストップは50と比べて若干浮きやすいように思いました。食い込みがよいぶん、思った以上に跳ねてしまうのかもしれません。

6.お勧め構成
今回も柔らかめの5枚合板(前回のレビューのものよりは硬めですが…)に貼ったところ、十分な回転を引き出せました。やはりグリップ力を生かすならば、しなりの良いラケットを選ぶのがよいでしょうね。重量が軽くなっているぶん、反対側に貼るラバーは少し重くなっても問題ないかと思います。
 薄めの5枚合板+TargetULTIM47.5
がおすすめですが、ハードヒッターが使うのであればバック側に貼るのがよいでしょう。

7.どんな人にお勧めか
 私だけでなく、うちの選手(中学女子および一般男子)にも打ってもらいましたが、共通していた意見が「フルスイングしなくてもいいボールが飛ぶ」ということでした。ただし、フルスイングしたときのボールの威力は50より劣りますので、さほどインパクトの強くない中級者向けかと思います(あるいは女子の上級者)。

8.総合評価
 TargetULTIM50と同様に8点をつけて良いラバーです。攻撃の威力は少し落ちたように思いますが、操作性が向上して重量が軽くなっているぶん、私はこちらの方が好きですね。ハードヒッターには物足りないかもしれませんが、私のような守備選手にはありがたい限りです。コストパフォーマンスのことも考えると、8.5〜9点をつけてもいいかと思います。