トランスフォーマー


















投稿者:ぐらたす
トランスフォーマー(1.5mm)[der materialspezialist]

1.ざくっとレビュー
接触抵抗ゼロで相手回転をまんま返球
特殊スポンジで相手強打の威力を完全吸収
これまでの「アンチの常識」を超越
新技術:「滑らせるように飛ばし・コースを突く」の習得が上達のカギ

2.第一印象
  1.5mm Red パッケージ重量75g  ラバー単体42g

使用ラケット 幻守L
  1.5mm  カット前42g →  カット後30g

 スポンジはグレー、緩衝材のような、重量をまったく感じさせないような組織に見える。
言いかえるなら「スッカスカのスポンジ」
シート表面に光沢はなく「すべすべ」で摩擦係数はゼロに近いか。
薄いプラスチックのような硬い素材で、普通の裏ソフトのシートとはまったく別物。
玉突きすると、驚くほど弾まない。いや、弾なすぎる。


3.守備技術全般
(主にバック面での使用)
まずは、守備的性能から
(1) カット
 最初はあまりの弾まなさに距離感が掴みにくい感じでしたが、相手コートをかなりオーバーさせるくらいの感覚で送るようなカットスイングをすると安定してカットできるようになります。スピードはかなり遅く、ゆっくりと何度も返球できる感じです。
シート表面で完全にスリップさせて返球しているような感じで、これまでのアンチとは次元が違います。相手回転の影響はまったく受けず、相手の強ドライブ・弱ドライブ・軽打に対して微妙に調整する必要がないイメージで相手コートに収まります。
以下に特徴点を列記します。
〜蠎蠅龍ドライブに対してのカットはかなり反転します。通常の粒高はシート表面の打球感覚で切れた・切らないの変化具合が判断できるような感触・感覚がありますが、トランスフォーマーは、変化の感触を感じません。相手の回転に対応する一定量変化するように感じます。ただ、粒高ラバーとは変化の質が違い「失速系」の反転になるので、いきなりの強打はされにくいと思います。
□Д淵奪ルに対して弱いという感じはありません。浮きにくく、低い安定したカットができると思います。ただ、球質の変化を自分からつけることができないので単調になりやすいかもしれません。
▼球質が失速系なので、距離のあるカットは浅い返球になりやすい感じがあります。また、粒高と違い、伸ばすような(相手を詰まらせるような)球質が出しづらく感じます。
ぁ特筆すべきは、前陣で相手の横回転系ボールに対するカット。これがこのラバーの真骨頂。横系反転性能は、これまでのアンチと比較できないくらい優れています。
横系変化をつけて、回転をもらって、更に変化をつけていくような戦略イメージ。
反転具合が相手にわかりづらく、ミス誘発率がかなり高いと思います。

カットの評価は、安定性:9.5点
横系変化度:9.0点、縦系変化度7.0点
ナックルに対する変化度6.0点

(2)ブロック
ブロック技術全般として、ラケット面を少しでも被せるとスリップして真下に落ちます。
まさに「落下」です。ラケット角度は明らかに他のラバーと異なります。粒高ラバーより上方向を向けて返球するイメージになります。ここでも「摩擦ゼロ」の完璧なるスリップを意識してブロックすることが重要となります。言い換えると「角度」さえ掴めれば相手回転を意識することなく返球できると思います。強打に対するブロックはまさに「鉄壁」
ただ、これまで長い間裏ソフトで生きてきた選手は、相手回転に反射的に角度を合わせてしまうので、ボタボタ落としてしまうと思います。私は慣れるまで「ダンボール」で打球しているイメージで試打しました。ほんと慣れるまで時間を要しました。
逆に、初心者などはこの角度さえ掴めば、「SUPERなBLOCK」を簡単に体得できてしまうと思います。バック面技術の未熟な選手にとっては、明らかに試合で勝ちやすくできるアンチだと思います。
以下に特徴点を列記します。
〜蠎蠅硫鹽召強いほど返球が容易になる。
角度を合わせて、当てるだけで良い。
6回転に対する反転能力は十分ある。
ぜ座系で返球しにくいブロックになる。
ァ【新技術】滑らせるように打球し、コースを突くような快速ブロックが武器
ΒХ畋任紡个垢襯屮蹈奪は単調になりやすいか。

ブロックの評価は、安定性:9.0点
横系変化度:8.0点、縦系変化度7.5点、新技術変化度8.5点

(3)ツッツキ
ラバーの性質上、自分から切るツッツキはできませんが、安定感は抜群です。
相手の強回転をスリップさせて「まんま返球」するので、変化は相手の回転次第ですが、
変化幅は大きく幻惑度は高いと思います。回転を弄るような「いやらしいツッツキ」が得意な印象です。
弱点としては、相手にしつこくツッツキで粘られた時に「単調さ」から失点しやすいかも。
それでも、変化と安定を両立しておりレベルは高いと思います。
ツッツキの評価は、安定性:9.5点
横系変化度:8.5点、縦系変化度8.0点
ナックルに対する変化度5.5点

4.台上技術・サーブレシーブ全般
[台上技術・レシーブ]
台上・レシーブは、擦るような打ち方だと落ちてしまうので、弾くか・滑らせるかの2択になります。
.侫螢奪っぽく弾く
滑らせるように逆コースを突く

,話噂磴縫優奪箸魃曚┐襯ぅ瓠璽犬巴討韻譴弌∩世つ未蠅縫灰鵐肇蹇璽襪任ると思います。変化はここでも相手の回転がまんま返る感じではあるものの、通常の裏ソフトとは逆の回転になるため、相手は困惑すると思います。
△魯肇薀鵐好侫ーマーだけの新技術になると思います。
「接触抵抗ゼロの衝撃」ラケットの弾力のみを活かして、滑らせて逆コースを突く。
相手から見ると、ラケット面から想定できないようなコースに返球され、しかも自分の回転が予想に反して返球されるため、いやらしいレシーブからチャンスボールにつなげてくれます。
安定感は抜群だと思います。
初心者でも、慣れればオーバーミスはほぼしないと思います。ネットミスしないよう意識するだけで、単純ミスは激減するでしょう。
相手のナックルボールに対しては、△粒蠅蕕擦觀狼蚕僂巴営瓦砲覆蕕覆い茲Δ帽佑┐燭ぁ
スピードナックルに対するバリエーションを増やしておくなど、長・短・逆コースを意識してプレーしたい。
[サービス]
サービスは、ナックル以外は出せずスピードもないため、使えないか。
「反転サーブ」で目先を変えたい時だけ
台上・レシーブの評価は、安定性:9.5点
弾く系変化度:7.5点、滑らせる系変化度8.5点
ナックルに対する変化度7.5点
サービスの評価は、省略

5.攻撃技術全般
(バック面での使用)
アンチラバーなので、裏ソフトのような攻撃はできるわけがないのですが、攻撃技術全般をとおして扱い難いということはないと思います。
単純に、「絶対にフェースを被せない」「弾くように飛ばす」を基本とし、「新技術:滑らせて飛ばす」で逆コースを突いてチャンスメイクするイメージで。
.好ぅ鵐哀好圈璽匹粒笋縫棔璽襪寮いがない感じの失速系攻撃(チェンジアップ系)が基本
滑らせたときにコースを狙って僅かに伸ばす系の変化をつけて、ミス誘発系攻撃をアクセントに
まあ、アンチ面での直接的攻撃力・威力は、高いわけではないので、決定打は攻撃面の裏ソフトで止めを刺すことを徹底したい感じです。
強打の直接的得点能力は、粒高ラバーの方が高いと思います。
(フォア面での使用)
反転プレーを積極的に取り入れる選手なら、フォア面のフリック系・滑らせる系技術は効果的だと思います。特にダブルスのレシーブでは確実に先手が取れるでしょう。
フォア面のトランスフォーマー使いは、今後増えてくる予感がします。
攻撃技術全般の評価は、5.5点

6.お奨めラケット・どんな人に
今回、守備用(カット用)ラケットで試打しました。弾みがもう少し欲しいような感覚がある。攻撃用ラケットで試打していないので断言はできないのですが、攻撃用ラケットでも「いやらしさ」を十分発揮するような気がします。
フォア面は圧倒的破壊力で、バック面は変化アンチという組合せのほうが良いかもしれません。
『例』フォア面テンションラバー+バック面トランスフォーマーという超攻撃+超変化型
『WRMなら、王道03にターゲットブルー+トランスフォーマー』
カットも試してみましたが、反転能力・変化度ともに高いレベルにあるもののカットだけでの得点率を考えると微妙な感じがしました。カットマンが使うなら、前陣カット主戦で裏ソフト面の攻撃力が高い選手向けになると思います。台から距離をとるカット主戦型には奨められない気がします。
(その他)
表現として適切ではない気がしますが
「初心者をてっとり早く勝たせるための選択」としてトランスフォーマーは「有り」だと思います。団体戦でもう1駒欲しい・・・。(そんなチーム事情が厳しい時に)

7.総評
相手に確実にフラストレーションを与える新世代アンチ「トランスフォーマー」
これまでのアンチよりも接触抵抗がなく、弾まない。
相手打球の勢いを完全に吸収する。それでいて、反転能力は高い。
新技術「滑らせるように飛ばす」
これまでのアンチとあまりに違いすぎているので、最初はかなり苦労しました。
使いこなせるようになると、しっかりチャンスメイクできるラバーです。
シェークの攻撃面で確実に決める意識でプレーすることが条件になりますが・・・。

我がラケットの暗黒面にトランスフォーマーを装着し、相手強打の威力を吸収し、反射させ、さらに相手回転を増幅変換し、相手精神にフラストレーションを与え続ける新世代アンチ。
前陣粒高プレーに限界を感じている選手にとって、新たな扉を開けてくれるような新アイテムになる思います。

[総合評価の点数はやめておきます。]
※あまりに衝撃的すぎて、基準が分からなくなりました。(笑)

(ひとりごと)
粒高と同じように使えるか?との問いかけには、私なら答えは「NO」です。
ペン粒選手なら若干近いような感覚がありますが、シェークバック粒(攻守)は打球方法がまるで違うと思います。使って、初日で諦めてしまいそうなくらい粒高ともアンチとも感覚が違いますので。
使いこなすには、慣れが・時間が必要であることを付け加えておきます。

(スポンジ厚)
スポンジが厚いほど弾まないという特殊なスポンジなので、厚さによる違いが気になります。今回、私は1.5mmのみ試打しましたので1.0mmとの違いについては、ぬりかべさんのレビューを待ちたいと思います。
もしかするとこのスポンジ、裏側ラバーの攻撃威力まで吸収して、威力を奪ってしまっているかもしれません。

トランスフォーマーの詳細はこちら