
投稿者:とも
[自己紹介]
粘着ドライブマンとしてここ2、3年卓球やってます。
普段フォアはネオキョウヒョウ(最近はアポロ5、アレスも)、バックはレシーブがしやすいハモンドやボンバードゴクウス、Hero等を使っています。
[レビューする商品名]
ボンバード ウス
[使用環境]
スティガのエバンホルツVにバック面に赤色でボンバードウスを張り上げました。ちなみにフォアはアポロ5です。
[はじめに]
まだネット上で大きくレビューが上がっていないボンバードウスをワールドラバーマーケット既出のボンバードゴクウスと比較してレビューしていきます。
(以下ボンバードゴクウス→ゴクウス、ボンバードウス→ウスと略記)
まず玉突きや回転を描けてみると分かるのですが、ウスはたった0.3mmスポンジが違うゴクウスと比べると全く違う性能だと言うことです。
ゴクウスがコンコンというような硬い打球感なのに対しウスは若干ふかふかしています。
また両者ともにシートのグリップは変わらないのですが、何故かウスの方は回転の影響を受けにくく感じました。もちろんグリップはするのですが…
このように少し玉突きするだけでもスポンジ厚が違うだけで別物ラバーになっています。私も『ゴクウスの角ばった性能を丸くしただけ』のラバーと思っていましたので、結構驚きました。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
スポンジの食い込みが想像以上にあるため、ドライブもスマッシュもそこらの一般的に使いやすいといわれているラバーと何ら変わりなく打つことができます。
スポンジがウスであることを気にせずに安定して打ち続けられて、従来のゴクウスラバーにあった、『しっかりインパクトをしないと飛ばない』というストレスもないです。
またスポンジが硬くないのでバックにスイングスピードの自信がない人でもいけちゃいます。
まあとにかくこのラバーはバックを振るのが楽です。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
以前ゴクウスラバーの最大の弱点として上げていたブロック技術を完全にウスは克服しています。
落ちることもなく、そこまで回転の影響を受けないので、コントロール系のハモンドのような感じで楽々ブロックできます。
ただしスピードがそれほどでないのでブロックでカウンターというような技術は難しいかもしれません。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
今までウスがゴクウスに勝っていることばかり書いてきましたが、もちろん劣っていることもあります。
それはレシーブの鋭さです。突き刺すようなツッツキや、快速フリックのスピードが全然違います。
ウスになった分、スポンジに食い込みが発生するのでやはりスピードが落ちます。
その代わり、レシーブのやりやすさが向上しています。角度を合わせてつっついてあげるだけでそれなり回転がかかるので、攻撃的ではないもののミスは減ると思います。
[おすすめな方]
バックを振り抜く自信がない人向けの超安定型ラバーです。また重量も比較的軽いのでフォアに私のような重いラバーを貼っていて、バックはコツコツという人にもオススメします。
もちろんゴクウスラバーからのステップアップと言う人にもオススメしますが、結構打球感が違うように感じたため、ゴクウスの切れ味を気に入っているという人には勧めがたいです。
[まとめ]
このラバーを一言で言うと、万人のバックにオススメする、何でもそこそこ簡単にできちゃう超万能ラバーですね。
これだけウスとゴクウスの性能が違うとワールドラバーマーケットさんが、スポンジ違いのボンバードを別枠の商品として扱っているのがわかった気がします(笑)
ゴクウスのレシーブのしやすさを継承しつつ、すべての技術がクセ無くできるこのラバーはおそらくワールドラバーマーケットのバックハンドオススメラバーの1つとなるでしょう。