
投稿者:サーブマン
[自己紹介]
最高で県で16くらいです
Bクラスの団体ならば優勝させていただいた大会もいくつかあります。
シングルスはBクラスでも8が限界です…笑
実績は大した事ないので温かい目で見ていただけると幸いです。
新しい用具、古い用具関係なく、手に入った用具を紹介していけたらと思います!
[レビューする商品名]
カルテットAFC
[使用環境]
カルテットAFC F Lグリップ
F面ヘキサーパワーグリップ厚
B面ヘキサーグリップ厚
[はじめに]
知っている方も多いかと思いますが
丹羽孝希選手が使用していた事もあるラケットです。現在でも吉村和弘選手をはじめとするトップ選手たちも使っているラケットで非常に期待を持って購入しました。
4枚のカーボンが入っている割には弾みはやや抑えめただ十分によく弾みます。
そして弾みの割にはよく球を持ち弧線を描くような印象を受けました。
グリップも握りやすくプレー領域を選ばずプレーできるような第一印象を受けました。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
強くインパクトをした時によくボールが走ります、打球感は固めで今流行りのヘキサーパワーグリップを貼ってのフォアハンドは相手台の深くにボールが入ります。
弧線は一般的なカーボンラケットより高く5枚合板よりは低めでした。
普通に打つだけである程度球が上がるので打っててドライブが安定しました。
他のラケットと違うなと感じたのは一発の威力が出せるのにコントロール性能に優れているということです。
例えば態勢がキツイ時のループドライブなどが非常に安定しました。
反発力の高いラケットでは厳しい態勢の時やインパクトしなかった時に棒球になったり、安定しない、ミスするということが多いかと思いますがこのラケットは球を持つのでそういった時にしっかりとボールコントロールをして飛んでいってくれるので普段粘着を使う私でもテンションにカーボンというぶっ飛びの組み合わせである程度コントロール力、繋ぎに満足することができました。
下がってみたところ下がると使い手の技量が若干試されるように感じます。
飛距離という面では申し分なく下がっても十分に戦えます、しかし弧線が上がるといっても下がって安定してラリーを引こうと思うとしっかりと球を持って飛ばす必要性があるように感じました。
最初少し下がって打つと何本かネットに当たってオーバーしたボールがあったのでこのラケットは下がると少し弧線を意識するくらいでむしろ丁度良い(深くて速い)ボールになるのかなと思います。
変に球威を意識せずともある程度飛んでいってくれるので、使い手がコントロールのしやすさを生かしてしっかりと球を持って回転をかけて飛ばせば問題ないです。
食い込ませて飛ばす人や当て擦り系の人は間違いなくこのラケットが好きになります。
まとめると
1発の威力9点
ループ系8点
球をカーボンラケットの割に結構持つ
前陣では無意識ゾーンがある
中高陣に下がるほど球を持って飛ばす意識くらいで良いボールがいく
打球感が気持ち良い
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
相手の強打に全く押されないので安定したブロックができます。守備面に関しては「打たれ強い」というのが率直な感想です。
オール形式でやった時も結構無意識ゾーンのカウンターが印象に残っています。
相手のボールに押される心配がないので安心して振ることができます。
回転に関してはやはり少し敏感なので注意が必要です。相手のループ系の打法は撫でるようにカウンターしてあげると安定して入ったのでループ系のブロックやカウンターに関しては「感覚」と練習が必要かと思います。ただ勘違いして欲しくないのはやりにくいとか、難しいという事ではなく、
「強打に負けない」=「回転に鈍感」
とは思って欲しくないということです。
私は個人的にカウンターとブロックが得意なので問題なく行えましたが、一般的に守備面を押しているラケットは
オートマチック性で勝手に入るを押しているのでそこを勘違いしてこの用具を使うと満足しない方も居るのではないか?と感じたからです。
もちろんやりやすさでは他の守備用に及びませんが、マックス値や多少感覚がある人が使うと爽快なブロックやカウンターが安定して入ることと思います。
ツッツキに関しても同様に、オートマチック性で入るやりやすさは少ないですが深く送りやすかったり、勝手に相手を詰めていくような強烈なツッツキになるかと思います。
やはり飛距離の出る、球離れの早いラケットを使うにはある程度の感覚が必要です。そこを理解して使ってもらえるといいかと思います。
まとめ
強打へのブロックやりやすさ8点
威力9点
(ループ系)やりやすさ(6.5点)
強打へのカウンターやりやすさ8点
威力9.5点
(ループ系)やりやすさ(6.5点)
ツッツキ切れ味8.5点
切りやすさ6.5点
[サーブ・レシーブ・台上技術]
サーブはロングサーブが速くてやりやすかったです。そのおかげか相手を詰める展開がいつもよりやりやすかったり、相手のレシーブの質がワンランク下がっていました。
もちろんショートサーブも回転はよくかかります、ただ台から出ないようにしっかりとコントロールすることが必要です。
台上技術で一番良かったのはなんと言ってもフリック
ナックルフリック、パワーフリック、どれを取ってもやりやすく、かつ速い…汗
ただストップが当たるだけだと台から出るのでこれもまた感覚と練習が必要
しっかり切ったときは問題ない
地味に良かったのが流し系の技術
勝手に深くに入ってくれるのでコントロールを意識するだけで相手の時間を奪いやすく良かったと思う。
フリック9.5点やりやすさ(9点)
ストップ7.5点点やりやすさ(6.5点)
流し8点やりやすさ(8点)
[おすすめな方]
カウンター系の技術が得意であったり
ボールを飛ばさない技術系(ループ、台上)やラケットをあまり動かさない系技術(ブロック、ツッツキ)に自信がある方ならどの技術も最高クラスのやりやすさと満足感が得られると思います。
それだけポテンシャルの高いラケットです。
万人受けする部分は攻撃系技術です、
ある程度のボールを台に入れる感覚を持っている人なら誰でも試して損はないかと思います。
[まとめ]
木材のような球持ちによる安定感
カーボンラケットの爽快な打球
の両方を求める方にお勧めしたい一本です。ぜひとも試してみてください^_^
[補足]
ラケット自体がそこそこ重量あります95グラム前後半くらい
また、打感が硬いのでほとんどの一般層の方ならバック面には柔らかいラバーがお勧めです。(個人的にはヘキサーグリップでも固く感じました)
お勧めはラザンターVシリーズやヘキサーシリーズを
F面にV47のUMか2.0、ヘキサーパワーグリップの厚
B面にV42の1.7かヘキサーグリップの中
です。個人的にはラザンターのVシリーズのこの組み合わせで今度試します。
スポンジ厚や硬度でうまく調整する必要があります。トップ選手意識しすぎるとおそらくインパクト相当強くないとキツイです…(笑)