
投稿者:サーブマン
[自己紹介]
最高で県で16くらいです
Bクラスの団体ならば優勝させていただいた大会もいくつかあります。
シングルスはBクラスでも8が限界です…笑
実績は大した事ないので温かい目で見ていただけると幸いです。
新しい用具、古い用具関係なく、手に入った用具を紹介していけたらと思います!
[レビューする商品名]
NeoFlexx eFT48
[使用環境]
試打ラケット ティモボルALC
F面 NeoFlexx eFT48黒 1.9mm
B面 ApolloII赤 1.8mm
[はじめに]
現在勢力拡大中のGEWO発売のドイツラバー
位置付けとしてはライトテンションラバー
私のライトテンションラバーのイメージとしては
飛距離が抑えめ、回転に鈍感、スピンの最大値が低い、相手コートに入る、弱タッチでボールが走る(かかる) と言ったところ
スピンやスピードの最大値は低いがその幅が広い、一般層にはぴったりのラバーに感じる
このラバーはどうなのだろうか?
このラバーが他社のライトテンションラバーと違う点はスポンジの硬さにあると思う
触った感じではシートは柔らかくスポンジは硬い
むむ、これは…と私は感じた
私は長くこのタイプのライトテンションラバーを探していたからだ。逆に言うとこの手のラバーが無かったため(私の知る限り)粘着テンションラバーを2年ほど使い続けていたと言う経緯がある
期待されるのは台際で回転をかける技術のスピンの最大値が高まっているか?ということだ
それをクリアしその他のライトテンションの利点(飛びすぎない、弱タッチでの安定感)などを損なっていないかに注目したい
✳︎以下は卓球の点取りゲームという観点からラバーを見ているので読み飛ばしてもらっても構わない
この手のラバーはループやツッツキの最大値が低いことから試合のことを考えた時に自分も入るが相手に技量があれば嫌がられない点で使用を断念したという過去もある(それ以降私は粘着ラバーを使っている)
飛ばないけど回転もかからない(最大値が低い)
それがライトテンションラバーの宿命ではないかと私は感じている
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
ドライブ(対上回転)
軌道はやや直線的、前で打つ分には問題なく安定する。
シートまでは柔らかくすぐ食い込みスポンジで程よく食い込み弾き出す、そんな感覚
少し下がって打つと「上がる」と言った感覚は少なく「上げる」とボールが上がるので使用者のスキルアップも狙える気がする
ここをふまえずに引き合いをすると飛んで行ったままボールが落ちずにオーバーミスと言った感じになる。その点のオートマチック性はなくマニュアル性が強いラバーだと言える
自分のイメージ通りのインパクトや感覚が再現されたボールがいくラバーであると思う
(対下回転)
ここが私個人としてとても気になっていた点だ
結論から言って他社のライトテンションラバーと比べてスピンの最大値が高い
また、ラバーの基本性能としては直線的だが弧線を描こうとすると十分なほどに上がってくれる
なので、ループ系など卓球台に近い位置でのボールがやりやすく、かつ質も問題ないと感じることができた
もちろんレベルの高い上級者からしたらロスやスピン不足を感じるのではないかと思うが一般層には本当にちょうど良いラバーであると感じる
では対下回転の強打はどうだろうか?
ボールのスピード、回転という面からしても本当に申し分ない、正直言ってここに関してはライトテンションを超えていると私は感じた
特にカット打ちをした際には一撃で撃ち抜いた時に周りから驚かれるほどの威力だった
ここはもともと直線的であったため攻撃的なボールを生みやすいのではないか?と私は思った
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
ブロック
相手の強打やループなど様々な質のボールを止めたがいずれにせよ回転に対して鈍感であるためにやりやすいと感じた
と同時に跳ね返りの初速の速さが十分であるためブロックであっても相手に負荷をかけることができる
特に私はブロック主戦で戦うため相手コートへの返球のしやすさと最低限のスピードは非常に大切なので感覚としてはとても良かった
ツッツキ
飛びすぎないため安定するのと相手のスピンに反応しすぎない点が良かった
ただスピン量に関しては可もなく不可もなくと言った感じだ、ここは回転に鈍感な分当然と言ってしまえば当然なのだが…
なので、ツッツキに関しては安定を取るのか質の高さを取るのかどちらを取るのかによって好みが変わってくると感じる
カット
専門外ではあるが遊び感覚でやったという前提で読んでもらいたいと思う
まず第一にカーボンラケットでやっているのに相手コートに収まる、入る軌道と感覚を感じた
スピンとしてはそれほどでもという感じだが
ぶっ飛びラケットで本職外の自分がやって安定すると感じたのでやりやすいのではないかと感じる(質に関しては分からないが…)
[サーブ・レシーブ・台上技術]
サーブ
ボールを掴む感じがあってコントロールしやすくかつ回転量も十分ある
切れて安定するので非常に良かった
特にサーブのコントロールの確認のためにバックサイド短く切るようなサーブにも試合形式の時にチャレンジしたがコントロールしやくすノーミスであったことなどから非常にコントロールに優れていると感じる
レシーブ
相手の回転に対して鈍感であるため相手コートに返しやすい
それプラスαとして自分がスイングした時に十分スピンが入りかつ飛距離が出過ぎない事から相手に強打されにくいボールが出せると思う
ストップ
散々述べてきたが「回転に鈍感」と「それなりのスピン量」を備えているのでやりやすさと安定感を兼ね揃えている
フリック
スポンジが硬いので弾きやすいし乗せて打つような感じのフリックもやりやすかった
台上技術は全体的に安定感があり不安なく行えると思う
[おすすめな方]
用具の好みとして「飛距離が出過ぎない」
「でも回転は欲しい」と考える初中級者にオススメだ
普段からテナジーやロゼナなど自動でスピンが入るようなラバーを好む人からすると食い込ませてもオートでスピンは入らないので合わないと感じると思う
全体的に安定感重視で前中陣でプレーする方にオススメだ
逆にドライブを前でも下がってもガンガン系の人には飛ばない、質が…と満足いけるものではないと思う
入ってくれれば良いとか粘着合わないけどテンションは飛びすぎてやだなんて人にはぴったりなラバーだと思う
[まとめ]
個人的にはやっと巡り合えたラバーといった印象
自分好みだったからレビューしたと言っても過言ではない
なぜならばそれほど個性的な特筆すべき性能を備えているとは言い難いラバーだったからだ
(正直レビュー映えせずやりずらい…汗)
しかし試合で勝つための要素や使い手のスキルアップにも優れたラバーでこの手のラバーを必要とする人は決して少なくないとも感じレビューせずにはいられなかった
今回のレビューを読んで少しでも「自分に当てはまるぞ」と興味を持っていただけたなら1度手に取って試打してもらいたい
今回のレビューが少しでも参考になったら幸いです
ありがとうございました!