
投稿者:欲
[自己紹介]
卓球歴7年(2013年4月〜現在)
中ペン裏裏粘着大好きマン♂です。
メインは両面裏裏ユーザー(ほぼ、両面粘着貼ってプレーしています。)ですが、
遊びでペン粒とカットマンとフォア表も練習・ゲームする事もあります。
実力に関しては県大会3回戦負け・市大会シングル準優勝・ダブルス優勝(シングル優勝者と組んで)・ブロック大会3位です。
プレースタイルは裏面は積極的に振ります。(チキータ・バックドライブ・ブロック)ツッツキだけはフォアもバックもショートでやります。(裏面は使いません。)
※私の裏ソフトのレビューの柔らかい・弾む・回転が多い、少ない等は粘着ラバーハードユーザーからの視点ですのでご注意下さい。テンションをレビューした時やテンションユーザーがもし私のレビューを見てラバーを打つと全然違うように感じるかもしれませんのでご注意下さい。
過去に使用した粘着ラバー
高品質キョウヒョウ系
省狂NEO3ブルー、オレンジ
国狂3.5、8ブルー、NEO3ブルー
ターボブルー、ターボオレンジ
普狂3.5、8
国天極2ブルー、天極NEO3
WRM特注
キンプロ(パープルスポンジ)、メイスプロブルー(48.46)、パラディングリーン、太陽プロ極薄、APOLLO5(40.39.38)木星2ブルー(36)、アレス(52)、ターゲットブルー
その他
スピンアート、愛鯨2、ゴールデンタンゴ、ディグニクス09c、オメガ7光、ラクザZエクストラハード
粒高
グラスディーテクス、エリミネーションエキストラロング
表
ドナックル 天王星
ラケット
アウォードオフェンシブ
レッドローズ
和の極み蒼
松下浩二スペシャル
幻守
エキスパートカーボン
ヴィルトゥオーソマイナス
キョウヒョウ龍5
キョウヒョウ龍5X
koki niwa
[レビューする商品名]
koki niwa
[使用環境]
ラケット:koki niwa(フレアをペン持ちしました)
フォア:国狂NEO3ブルー
裏面:国天極2ブルー
(フォアと裏面は反転しながら両方フォアメインでの試打です。目的がアウターに粘着は良いのかという検証だったので…)
[はじめに]
今回はヴィクタスのkoki niwa(以下丹羽孝希と表記します)のレビューです。性能面に差は無いと思いますが、今のシンプルな青白のグリップではなく、丹羽孝希と書いたレンズのある紺色の古いタイプのグリップです。アラミドカーボン2枚とフリースカーボン2枚の入った特殊素材入りの丹羽孝希選手モデルです。借り物なのですが、借りた理由はアウター(カーボン4枚をアウターと表現します)にキョウヒョウ(中国ラバー)はビスカリアやダイナスティを使っているトップ選手はいますが私に使えるのか・どう感じるのかということを知りたかったからです。両面に粘着ラバーの最高峰のキョウヒョウと天極を貼ってみました。バックハンド技術の試打やアウターラケットはほぼ打った事が無いこと・ラケットでは評価できない部分や詳しく書けない部分もあるのでご了承ください。
打つ前レビュー
玉突き
やはりインナーのラケットより球離れが早く飛んでいくという感覚がします。龍5Xもインナーにしてはよく飛ぶラケットと思いますが、それよりも飛ぶ印象です。
硬さ
玉突きや触ってみて硬いと感じることはありません。上板は硬くないですが、離れは速いと感じました。
ラケットの重さ
フレアで86グラムでした。両面粘着でも重たく感じません。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
スマッシュ
アウターを他の技術より感じ、気持ち良くスマッシュが打てました。ミート打ちを使ってプレーする方やロビングが苦手な方にも良いと思います。
対上回転ドライブ
第一印象は飛ぶけど打球感全然ないという印象でした。飛ぶといっても離れが早いので速いドライブということで打球感ないというのはそのままで打球感が手に響かなかったり、音が鈍かったりします。でも球持ちは良く感じる不思議な感覚でした。ただ、アウターでも真っ直ぐ飛びすぎず低い弧線は描いてくれるので安定感が少ないとはあまり感じません。普段のキョウヒョウ龍5Xよりは回転と球の重みは少ないけど丹羽孝希の方が真っ直ぐで早いとブロック相手と自分とでそう思いました。癖球や回転量の差というのもインナーより減ったと思います。自分としては軽く打っても飛んでくれて真っ直ぐ飛びすぎないのでインナーより楽と感じました。
また、何故だか分かりませんが私も受け手もキョウヒョウ龍5Xの時より天極とキョウヒョウの差(打球感・弾道・回転量)にそこまで差が無いように感じました。
引き合い(中陣ドライブ)
中陣は普通に打っている分には問題ないですが、打点を落とした時は難しいと思いました。アウターならもっと下がってからのプレーが楽かと思っていましたが、丹羽孝希は弾みは他のアウターラケットよりは控えめなのかもしれません。また、普段使っているキョウヒョウ龍5Xはインナーでもかなり弾む方なのであまり違いを感じることが出来ませんでした。
対下回転ドライブ(ループ)
アウターは厳しいだろうと思っていましたが全然問題ありません。弾み控えめで硬すぎないのでループドライブは他のアウターより良いと思います。
対下回転ドライブ(強打)
アウターで威力は出そうだけど落ちそうだなと打つ前は思っていましたが球持ちは良く落ちることはないですが、威力が微妙かなと思いました。スピードはキョウヒョウ龍5Xと変わらないか少し上ですが、回転が少なく当てるだけで返されるような感じです。アウターだと思うと安定感抜群かと思います。
カウンター
カウンターはやりやすくて威力もあってカウンターだけでメインに使ってもいい!と感動するくらいやりやすいです。弾いてもドライブしても速いドライブに対してもカウンターがめちゃくちゃ入ります。かつスピードもキョウヒョウ龍5Xより確実に速いです。何で入るのか自分には分かりませんが合板構成全般がカウンターしやすい構造になっているとしか思えません。真面目に考えると弾みはアウターにしては控えめで収まりがよく、球離れは早いので回転を無視してカウンターできるといったところかと思います。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
丹羽孝希は軽打でもよく弾むのでブロックは最初は吹っ飛びました。キョウヒョウと天極でもオーバーミスするので慣れが必要です。少し押すだけでカウンター気味になるし、カウンターを積極的に狙っていく方がラケットの力を発揮出来ると思います。
ツッツキ
特に問題なく入り、切れます。気持ちキョウヒョウ龍5Xの方が柔らかいのでコントロールはしやすいように思います。アウターでも弾みが控えめなので普通のティモボルALCや水谷隼等よりはコントロールしやすいと思います。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
サービス
特にやりにくくもやりやすくもなく、問題ありません。強いて言えばシェーク(フレア)をペン持ちしていたので持ちにくいくらいです。シェークの中では太いと思ったので持ち方を変えずに出すしゃがみこみサービスや巻き込みはやりやすいと言っていたシェークの方もいました。
ストップ
全然問題ありません。ツッツキと感覚は似ていて、深くもならず、浮くこともなく問題ないです。
台上(フリック)
弾くように打てると感覚が良かったです。私は浮かない限りはフリックで弾くのは苦手なので柔らかい板で回転を掛けてコントロールする方が好みなのでキョウヒョウ龍5Xと比べると回転量やコントロールのしやすさから丹羽孝希はあんまりでした。威力を求める人やフリックが得意な方は良いと思います。
チキータ
普段裏面には貼らないキョウヒョウと天極でのレビューになりますが、キョウヒョウ龍5Xでは球を一瞬持ってから離すイメージでしたが、丹羽孝希では擦っただけで離れてくれて感覚が若干異なるだけで吹っ飛んだり落ちることはありませんでした。速さは確実に丹羽孝希の方があると思いました。
[おすすめな方]
・弾みすぎないアウターが使いたい方
・球持ちの良いアウターを使いたい方
・カウンターを得点源とする方
・前、中陣でプレーされる方(特に前陣)
・今使ってるアウターからインナーに移行したい方
・インナーからアウターに移行したいと思っている方
・カーボンラケットを初めて使う方
・力のない女性やジュニアの方にも扱いやすいと思います
[まとめ]
総評としては本当にカーボン4枚も入ってるの?と思うくらい球持ちが良くとても使いやすいアウターという評価です。それだけなら他のラケットもあるかと思いますが、他のラケットと違うところはアウターの弾きの良さを感じながら弾みは控えめで球持ち良く感じること・カウンターがとてもやりやすいこと・弾みはアウターの中では控えめなので前陣プレーでも飛びすぎないことかと思います。弾まないとたくさん表現していますが「アウターにしては」という事を強調したいです。アウターの弾きの良さで軽く打ってもしっかりネットを越えてくれ、球持ちもいいので安心感はかなりあります。良くないと感じたことはドライブ全体の球の重さと回転量と打点を落とした時のドライブではキョウヒョウ龍5Xの方が良いなと感じました。改めてキョウヒョウ龍5Xってインナーの良さを残しながら凄く威力が出るラケットなんだなと思いました…笑 (もちろんやりにくい事もありますが…)威力という面で見ると中陣やアウターユーザーからすると物足りないと感じる方もいると思いますが、前陣でカウンターやドライブで快速卓球・ピッチで勝負する方には台への収まりの良さと軽く振っても入ること・カウンターがやりやすいことからかなり良い評価だと思います。正に丹羽孝希選手のようなプレーが出来る・したい方に使って欲しい1本です。
[補足]
最初の疑問の丹羽孝希は粘着に合うのかという話は合うけど戦型によると感じました。説明するとアウターでも落ちたり飛びすぎたりは全然無く、粘着ユーザーなら誰でも扱えると思いますが、球の重みや打点を落とした時に少し難しいことが私は不安に思いました。私はブロックとフットワークは苦手な方で低い球や出るか出ないかのツッツキを台上でも前に振ってドライブで攻撃したり、打てなくてもチョリドラやビタ止めのストップ・切れたツッツキ・横回転でごまかす等がやりやすいように粘着ラバーを使っています。逆に木材で遅いラリーにすれば私も対応しやすくなるので5枚合板を使っていた時代もあります。丹羽孝希は強打は入りますが、球の重みが足りないし、アウターだと思ったらやりやすい方かと思いますが、インナーの方がやはりツッツキやストップの止めやすさや打点を落とした時に良いと思い、メインでは使わないなと思いました。でもカウンターと打ちやすさはアウター良い!と気に入りました。ただ、調子が悪い時や湿気かある時には丹羽孝希を使うのもありかと思い、調子が悪い時・湿気対策用ラケットを作ろうかなと思いました。粘着ラバーでも丹羽孝希を使った方がいいと思う方はツッツキを切ってドライブさせてカウンターするスタイルの方や粘着ラバーでもラリーや前陣の速いピッチで勝負していく方は丹羽孝希を使うと合うと思います。そういう意味ではWRMから出ている極薄ラバーをバックに貼るのもありかもしれません。また、ミート打ちをする方も良いと思います。
これだけ良いと丹羽孝希ウッドの方も気になっちゃいます…
見かけるのはウッドの方が多い気がします。
[その他(DVDのレビューはこの欄にお書きください)]
丹羽孝希が気に入ったのでスペアというか調子が悪い時の使い分け用のラケットをアウターで作ろうかなと考えてます。今のところドニックのオリジナル(オフチャロフ)トゥルーカーボンかカーボネード45が良さそうかなと思っています。オフチャロフトゥルーカーボンはビスカリア系の板らしいですが、板厚が薄くて球持ちが良かったり、使いやすいラケットだそうです。また、何か買ったらレビューします。