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投稿者:ゲンマ

[自己紹介]
   レビューを書くのがだいぶ久しぶりになりました。なかなか練習する機会が無く、遠ざかっていました。ちょっと紹介できる程度になりましたので、軽めに再開していきます。実力としては県大会で3回戦程度、中学生の県3位くらいには勝てるレベルとお考え下さい。指導もしています。

[レビューする商品名]
  ブルーストーム PRO AM【DONIC】

[使用環境]
  スワットパワーにMAXを使用しました。反対側はDNAプラチナXHのMAXです。

[はじめに]
  ラケットが86gでラバーを貼った状態だと187gでした。貼った瞬間に、「何か塗った」ような粒の浮き具合でした。XHに比べるとやはり柔らかいですね。玉突きの段階で食い込みを感じました。弾みは同じくらいでしょうか。フォアでもバックでも使用しました。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  (1)対上回転ドライブ
   軽打の段階ではXHより食い込みやすくとても打ちやすかったです。強く打った時のボールはXHに比べると若干遅く、浅いですね。充分良いボールが打てるのですが、XHをはじめ、硬めの高価格帯のラバーに比べると飛距離が出ず浅くなってしまいます。ただ、試合中に何度もフルスイングすることはないでしょうから、中級者であれば充分な性能です。打っていてとにかく気になったのが、引っ掛かりの良さです。XH、MXD、R53など各社の最高峰のラバーと比べても恐らく引っ掛かりは一番いいのではないでしょうか。柔らかい分食い込みも良いので、特にバックドライブは安定して打つことができました。感覚としてはテナジー05のちょっと柔らかいバージョンという感じです。05FXよりは硬いですね。フォア面だと物足りなさを感じましたが、バック面だとスピード、回転量、コントロール、どれもとても好感触でした。引き合いになるとフォアであればちょっと打ち負けるかな、という感じです。

  (2)対下回転ドライブ
   とにかくシートの引っ掛かりが良く、食い込むので下回転はとても打ちやすかったです。特に3球目のバックハンドをストレートに打ち抜くのがとても良く、しっかり回転がかかってくれるので、弧線を描きつつスピードも出せました。ループ系のドライブもしやすいし、回転量も充分です。下回転に対するバックハンドは練習ではするのですが、試合ではどうしても自信がなく振れませんでした。しかし、AMはある程度当てていけば結構入ってくれるので、自分が上手くなったように錯覚しました。フォア面で使うのであれば、硬めのラバーに比べると威力は落ちますが、充分な威力のボールを打つことができると思います。

  (3)ミート打ち
   バック面でミート打ちを多用しますが、かなり弾きやすかったです。弾みの強さとやら傘のおかげですかね。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  [守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
   (1)ブロック
  柔らかい分コントロールしやすいのでブロックは止めやすいです。でもきれいに止めてしまうので、変化を出すのは難しいかもしれません。

   (2)カウンター
    カウンターは思いっきり食い込ませるとちょっとエネルギーロスして落ちてしまいそう感じがしました。浅くなりやすいのネットに引っ掛かるかもと心配になる場面もありました。バック面でちょっとかけ返すようなカウンターはやりやすかったですね。この辺はシートの引っ掛かりが良くても柔らかいラバーなので仕方ないかもしれません。

  (3)ツッツキ・カット
   ツッツキはXHに比べると、ちょっとコントロールが難しい感じです。とび出してしまうこともあります。回転をかけてコントロールはできますが、可もなく不可もなくという感じですね。カットは食い込みやすい分、抑えることができました。咄嗟のカットもできたので、カットマンもありかもしれません。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  (1)サーブ
   シートの引っ掛かりが良いのでサーブの回転量も豊富です。XHに比べると柔らかいので若干回転量は劣りますが、XHと同じ硬度であれば、ブルーストームの方がいいかもしれません。

   (2)レシーブ・台上技術
   台上技術に関してはチキータが抜群にしやすかったですね。引っ掛かりも良く食い込んでくれるので、ある程度のサーブであれば回転の上書きが簡単にできます。弾みが強い分スピードも出しやすいので攻撃的なチキータも充分可能です。

[おすすめな方]
   もちろんドライブマンにお勧めですが、一発型というよりもラリー型の選手に使ってもらいたいですね。AMよりも硬いPROであれば一発型もありだと思いますが、AMは柔らかい分、ボールの威力が下がっているので、必然的にラリー重視になると思います。ただ、柔らかめのラバーの中では全てのラバーの中でもかなりトップクラスだと思います。女性でも充分使えるようなラバーだと感じました。高校生以上の男子であればフォアではちょっと物足りないと思いますが、バック面であればかなりクオリティの高いラバーなので、使ってみてほしいですね。合わせるラケットとしては、七枚合板かインナーがいいのではないでしょうか。アウターだと速いけど回転量が足りない、なんてことになりそうです。インナーであれば、バランスのいいボールを打つことができると思います。

[まとめ]
   DONICの最高峰のラバーですが、今回は一番硬いPROではなくAMを選びました。しかしシートの作りは同じようですので、PROにすれば威力が単純に上がるということでしょう。すでに述べた通り、今回のブルーストームの魅力は引っ掛かりだと思います。XHもかなり良かったですが、ブルーストームはそれ以上に良いと思います。回転量に関してはテナジーやディグを抜かしたラバーの中では一番だと思っています。ただ、AMは柔らかい分、XHに比べると威力不足を感じました。振り切った時は明らかにXHの方が良いボールがいきます。そこと比較するにはPROを使うしかないと思います。ただ、打っていての安心感はかなり高いです。食い込みが良い分、ディグ05ほどとび出さないので、ラリー中のコントロールが良いです。いろんな特徴のあるラバーがかなり質が高くなって出てきていると思います。特に、テナジーやディグに比べると回転性能だけはちょっと劣るというラバーが多かったですが、ブルーストームは限りなく同レベルだと感じました。あとは寿命が気になるくらいですね。