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投稿者:アンチマン

[自己紹介]
  あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
  右シェークバック異質、前陣異質攻守のアンチマンです。

[レビューする商品名]
  キョウヒョウプロ3ターボブルー 特厚 黒

[使用環境]
  ラケット TRiAD
  フォア キョウヒョウプロ3ターボブルー 特厚
  バック デビルアンチ MAX
      Virus-2 OX

[はじめに]
  今回紹介するのはニッタクさんのキョウヒョウプロ3ターボブルーです。硬度は50度(中国硬度だと思われるので、ドイツ硬度になおすと大体60度になります)という、本家中国のラバーでもあまり見ないガチガチラバーですね。今まで粘着を使って来ましたが、その硬さ故に少し敬遠していたのがこのラバーです。ただ、最近は同じような硬度でタマスさんからアイビスが、XIOMさんからはオメガ7チャイナ影が出ましたし、使っている人も見かけていたのでこれは使って見るほかないなと思い、使用する運びとなりました。
  外観です。黒いシートはとてもきれいですね。以前国狂を使用しましたがそのシートと同じくらいの綺麗さです。スポンジは、省狂、国狂のブルースポンジに比べるとちょっと濃いかな、といった感じの色味で、気泡のない点は共通しています。未打底です。
  粘着度は強め。ただベッタベタというわけではなく、それこそ国狂みたいな感じです。
  玉突きをしてみると、まあ弾みません。キョウヒョウ系の、強粘着のラバーと同じ感じですね。
  では、レビューしていきます。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  ドライブ
  1番に感じたのは、やはり硬さですね。凄い硬い。しっかり振れないとスピードドライブは難しいですし、スピードが出せても回転が思うようにかかってくれません。ただ、良いスイングをできた時のボールの威力は相手を圧倒するものがあります。
  ループドライブに関しては、これぞ粘着と言える強回転が出ます。沈む、伸びるなどのクセ球もしっかりと出ますね。少し曲げることも簡単にできます。シートで擦ればチッと強い回転を掛けられるので回転による変化球も出しやすいのはこのラバーの強粘着と硬さのお陰ではないでしょうか。
  以前使ったキョウヒョウは已打底だったので、食い込みが感じられましたし、ドライブも掛けやすかったです。しかしこのラバーは食い込みを感じにくいですがしっかり掛けた時の回転の最大値は高いですね。
  しっかり筋力をつけ、スイングスピードを向上させることで、重いドライブが出せるようになれば、決定力も上がるのでは無いでしょうか。

  スマッシュ
  ラバーの硬さが活きます。バシンと打てばスピードのあるスマッシュができます。
  キョウヒョウの良いところとして、回転に鈍感であることが上げられます。その利点が感じられる技術でもありますね。回転の上書きも可能で、少し擦るようにすると相手コートで伸びるのでそれも嫌らしいと相手は言っていました。

  攻撃技術まとめ
  硬さがネックでもあり、武器でもあります。しっかり振ることができれば回転の掛かった重い球が出るので、ドライブの決定力は上がりました。
  しかし重いので、打ち合いになるとだんだん振れなくなってきて、押し負けてしまう事がありました。そこは筋力でカバーが必要なのではないでしょうか。
  最後に、省狂ネオ3ブルースポンジ(已打底、省狂と略します)と、定天ブルースポンジ(未打底、定天と略します)、そしてキョウヒョウプロ3ターボブルー(ターボブルーと略します)の比較をしたいと思います。
  回転の掛けやすさ
  ターボブルー<定天<省狂
  スピード
  ターボブルー<<定天≦省狂
  回転最大値
  省狂≦定天<<ターボブルー
  クセ球
  定天<省狂<ターボブルー

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロック
  回転に鈍感であることがキョウヒョウの良いところ、と書きましたが、その良さはここにも現れています。個人的にはこのブロックの打感好きです。
  相手のボールに押し負けない安定感があります。
  少し上書くようにすれば伸ばす、曲げるということもやりやすいのではないでしょうか。

  ツッツキ
  ツッツキは食らいにくさも合わせて、レシーブ技術としてとても良いです。
  カツッと切ることも出来ますね。スーッと刺さるように飛んでいきます。この鋭いツッツキは個人的に気に入っています。
  サイドスピンツッツキも、しっかり曲げることが出来てお気に入りです。回転がわからないときは切るか、少し曲げるかすれば上でなければ大抵のサーブは返せるのではないでしょうか。

  カット
  私にはカットは出来ないのですが、ネタとしてやっていたデスカットの回転量の高さに驚嘆しました笑。

  守備技術まとめ
  回転に鈍感であるキョウヒョウのシートが活きていますね。上書き性能、安定感、どれも申し分ないです。
  ブロックの安定感に関しては、このラバーの重さもあると思います。ラケット自体重いですが、このラバーにしてからより重くなりました。重さは振る際にはネックですが、こういうときには利点となります。
  最後に比較です。どれも大きな差がないようにも感じました。ただ定天と省狂、ターボブルーで差が少しあるかな、と思います。
  ブロックの安定感
  定天<省狂<ターボブルー
  ツッツキの安定感
  定天≦省狂≦ターボブルー
  ツッツキにおける上書き性能
  定天<省狂≦ターボブルー

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  サーブ
  粘着の、表面で擦るサーブがやりやすいです。完全に食い込みがないのでチッとすれます。
  私は横回転メインで組み立てていますが、横下の切れ味や、真横の曲がり、YGの曲がりは相手を翻弄します。
  縦回転系のサーブもなかなかやりやすいのではないでしょうか。
  バックサーブの切れ味も申し分ないです。

  レシーブ
  守備技術でも書きましたが、安定感がありますね。上書きもしやすいので、強回転に対しての対応もしやすいです。
  ロングサーブに対するレシーブドライブは、身体で抑えるようにするとしっかりかかり、変化も出ました。

  台上技術
  短く止めるもよし、回転を掛けて返すもよしです。
  強粘着の玉を持つ感じがやりやすさにつながっているのでしょう。
  私は上書き系の技術がお気に入りですね。

  最後に比較です。
  サーブの切れ味は省狂と同程度ですね。レシーブ、台上に関しても同じような感じです。
  サーブの切れ味
  定天<省狂=ターボブルー
  レシーブの安定感
  定天<省狂≦ターボブルー
  レシーブの切れ味
  定天<省狂≦ターボブルー
  台上の止まり
  定天≦省狂=ターボブルー
  台上の回転
  定天≦省狂=ターボブルー

[おすすめな方]
  ・筋力のある方
  ・ガチガチラバーを求めている方
  ・ループをゴリゴリ掛けていくスタイルの方
  ・中国選手のような玉を出したい方(筋トレ必至です)
  ・シェークバック異質のフォア
  におすすめしたいです。特殊素材ラケットと合わせるとまた変わるかも知れません。
  どちらにしろ、筋力が無いとしっかり振れないので、使いこなすには筋トレをしたほうが良いと思います。
  シェークバック異質の方のフォアにも良いのではないでしょうか。重いですが、バックの異質で総重量を落とせるので良いかも知れません。バックの異質の打感の変化については後述します。
  粘着初心者の方にはおすすめしません。それこそ已打底で少し食い込みやすい省狂プロ3ブルースポンジなど、もうすこし柔らかいものが良いと思います。

[まとめ]
  扱いにくいですが、回転量や威力の限界値は比類のないラバーです。使いこなせば脅威です。
  中国ラバーの良いところが活きながら、それを超えるものがある。いやあ、良いラバーですね。
  使い込めば使い込むほど自分に馴染んでいき、自分に最適な武器になるでしょう。

[補足]
  デビルアンチのレビューの際、打感の変化に関して『硬くなったように感じる。ブロックの打感が良い』といった趣旨の話をしました。今回はVirus-2という粒高ラバーの打感についてです。
  打感が硬いです。これはラケットの上板もあるでしょうが、このガチガチのキョウヒョウもその打感に貢献していると言って良いでしょう。
  変化幅が大きいです。このVirus-2はプッシュがしやすい(後日レビューします。凄い良いラバーですよ)のですが、そのスピードがちょっと早い気がします。
  ブロックに関しては。ラケットの重さもあって安定感があります。打感が硬く、しっかりブロックの感覚が伝わってくるように感じました。