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投稿者:katsuo000+

[自己紹介]
  先月もkatsuo000+のレビューへ投票していただいた皆さん、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

  ハンドルネーム:katsuo000+
  卓球歴20年以上
  右シェイク両ハンドドライブ型
  運良く1度だけ全日本実業団選手権出場。

  会社の卓球部と時間が許せば地域の市民体育館や卓球場などで、約週1回程度卓球をしております。2022年上期は、最近流行のスピン系テンションラバーを中心に書かせていただきます。ラザンターR53は2021年1月になってしまいますが、これらをあわせて読んでいただくことで、気になる最新のドイツ製スピン系テンションラバーを比較できるのではないかと考えてますのでご参考いただければ幸いです。

  2021年1月ラザンターR53
  2022年1月ディグニクス80
  2022年2月エボリューションMX-D
  2022年3月ターゲットプロXD52.5 ←

  メインブレード:Hurricane Long V(キョウヒョウ龍5)
  フォアF: オメガVIIチャイナ影
  バックB: ディグニクス05

  サブブレード:レボルディアCNF、林高遠ALC、張継科ALC、張継科ZLC、ティモボルスピリット、ストラディバリウス、トルネードキングスピード、トルネードキングパワー、水谷隼ZLC、水谷隼SZLC、ウルティメイトカーボン、ヴィルトーソ+、エキスパートカーボン、フォルティウスFT ver. D、970XX-KLC、キョウヒョウ301、ヴィルトーソAC、リーンフォースAC、アルネイドインナー、インナーフォースレイヤーZLF、サーディウス、インフィニティVPS V、SK7、SWAT、和の極み -煉-、SWATパワー、馬琳エキストラスペシャル、TRiAD、PRO-13S、金星

  サブラバー:省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ40°、39°、普狂NEO3、普狂NEO2、ディグニクス80、ディグニクス64、ディグニクス09C、テナジー05ハード、テナジー05、テナジー05FX、テナジー80、テナジー80FX、ロゼナ、Q3、Q4、Q5、GF Pro、ファスタークG-1、キョウヒョウプロ3ターボオレンジ、ターボブルー、ズィーガーPK50、ラクザZエキストラハード、ラクザZ、ラクザX、ラクザ7、ライガンスピン、トリプルダブルエキストラ、V>15 Extra、ヴェンタスエキストラ、ハイブリッドK3、ハイブリッドK1J、エボリューションMX-D、MX-S、MX-P、MX-P 50°、EL-S、クァンタムXプロ、5Q VIP、ラザンターR53、R48、R45、R50、R47、R42、V47、ブルーグリップC1、ブルーファイヤM1ターボ、ブルーファイヤJP01ターボ、ブルーストームZ1ターボ、ダイナライズZGR、ダイナライ
ズAGR、ライゼンZGR、ライザープロ50、ライザープロ45、ゴールデンタンゴ、DNAプラチナXH、DNAドラゴングリップ、DNAプロハード、オメガVIIツアー、オメガVIIハイパー、オメガVIIプロ、オメガVツアーDF、ヴェガX、ヴェガツアー、ターゲットプロXD52.5、47.5、GT-X51、GT-H47、ネクサスELプロ53ハード、ネクサスXTプロ51、コーデックスPro54、アポロ5 40°、38°、金星ブルー、月ブルー、木星IIブルースポンジ、アレスブルースポンジ48°、メイスプロブルースポンジ

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  https://katsuo000.com/

[レビューする商品名]
  ターゲットプロXD52.5
  (Target Pro XD52.5)

  cornilleau
  (コニヨール)
  スポンジ厚: 極厚(Max)
  スピン: 17.5
  スピード17.0
  スポンジ硬度: H(52.5)

  今回はコニヨールのターゲットプロXD52.5になります。コニヨールというメーカーがかなりマイナーで、日本ではjuicが取り扱うラバーになると思います。卓球ナビでは、元卓球王国で働いていて現在は用具アドバイザーのゆうさんが高評価しているラバーになりますね。katsuo000+も高評価しているラバーです。なお、こちらのターゲットプロシリーズは、タイヤメーカーミシュランさんと提携して発売されたラバーでしたが、現在はコニヨール社とミシュラン社の提携は終了し、ミシュランマークが消えているそうです。

  まず、juicさんのホームページからターゲットプロXD52.5の説明を引用させていただきました。

  *******************
  ・XTREM DYNAMISM(エクストリームダイナミズム): スピード・パワーがよりアップしたスポンジを採用。
  ・XTREM DURABILITY(エクストリームデュラビリティー): トップシートの耐久性を向上。
  ・XTREM DOME(エクストリームドーム): 新たに採用したツブ形状によりスピン・反発性を強化。


  ※コニヨール社とミシュラン社の提携終了に伴い、新しく製造・入荷分よりミシュランのマークが消えます。ターゲットシリーズの品質等は、ミシュラン社のマークの有無によらず、今まで通り、最高級の品質をお約束いたします
  *******************

  ターゲットプロXD52.5はフランスの卓球メーカーcornilleau(コニヨール)のラバーで、2020年秋に販売の、ターゲットプロのシリーズの最新ラバーになります。日本ではあまり存在感のあるメーカーではないですが、コニヨールのラケットラバーは決して悪いわけではありません。コニヨールは1946年に会社設立と歴史のあるメーカーで、2009年から元世界チャンピオン、Jean-Philippe Gatien(ジャン-フィリップ ガシアン、フランス)のもとで競技用のラバーとラケット開発を開始しました。現在では違うメーカーと契約していますが、世界ランキング上位のファンタジスタSimon Gauzy(シモン・ゴーズィー、フランス)選手や最速の両ハンドHugo Calderano(ユーゴ・カルデラノ、ブラジル)選手は過去にコニヨールの用具を使用していたそうです。コニヨールのラケットラバーといえば、例えば、コニヨールの9枚合板Gatien Conquest(ガシアンコンクエスト、板厚6.0 mm、97 ± 5 g)や今回レビューするTarget Pro(ターゲットプロ) シリーズのラバーなどがあげられるでしょう。また過去に日本リーグ所属の実業団チームがコニヨールのラケットやラバーに好感触を得たという記事を卓球王国で見た記憶があります。ターゲットプロシリーズは、例えばターゲットプロGT-X51やターゲットプロGT-H47については、卓球ナビにおいてもモンスターラバーTenergy(テナジー)と比較、超えたというレビューも散見され、非常に期待の高いラバーだと思います。

  katsuo000+は過去にターゲットプロGT-X51とターゲットプロGT-H47をレビューさせていただいてます。この2枚は非常に打球感が良くて、硬度の割にくい込みが良さと扱いやすさを感じたラバーになります。ただし回転量がやや不足気味で、ターゲットプロGT-H47ではテナジー05より劣る、ターゲットプロGT-X51では回転量は高いが扱いにくいと感じた次第です。扱いやすさと打球感の良さは抜群に良いのと、スポンジの色が硬度で異なるのが触っていて楽しいラバーでした。ただし、ターゲットプロGT-X51とGT-H47はやはり初期の頃のポストテナジーラバーで、回転量を高くするためにテナジーよりもシートが厚くすることで回転量を得るか、逆に回転量を諦めて打球感を追求するか、という設計になっているように思います。
  近年の進化型ポストテナジーラバーは、シートを薄くできる技術(おそらくくい込みの良い新スポンジ)を組み合わせることで、回転量と打球感を損なうことなく高性能なラバーとなっているようです!逆にドイツ製ラバーに見られた癖球(ボールの回転量が揃いにくい)といったことが減ってきているようにも思いますが、今回のターゲットプロXD-52.5も、近年登場しているポストテナジー系テンションラバーまたは進化型テナジー系テンションラバーにカテゴリーされるラバーで、テナジー05のような扱いやすさと高い回転量を有するラバーだと思います。katsuo000の中で同じポストテナジー系テンション、または進化型テナジー系テンションに分類しているラバーはラザンターR53、エボリューションMX-Dなどになります。これらと比較してどのように違うのかレビューしていきたいと思います。

[使用環境]
  赤Maxでカット前73 g、のりすけさん(業務用)でVirtuoso AC(ヴィルトーソAC、ブレード面積158 × 150 mm)に貼ってカット後54 gでした。

  反対面にはディグニクス05、特厚を貼りました。

  コニヨールの公表性能値でターゲットプロシリーズを比較してみましょう。

  XD52.5
   スピン: 17.5, スピード: 17.0
  XD47.5
   スピン: 17.5, スピード: 16.0
  GT-X51
   スピン: 17.0, スピード: 16.0
  GT-H47
   スピン: 17.0, スピード: 15.5
  GT-M43
   スピン: 17.0, スピード: 15.0
  GT-S39
   スピン: 17.0, スピード: 14.5

  この数字の評価はどのように実施しているのかわかりませんが、硬度とスピード性能が対応しているようですね。正直、あまりあてにならないように感じてます。続いてkatsuo000+の硬度計で測定した値での比較を実施しました。

  XD52.5
   重量: 54g, shore c硬度: 47.9
  XD47.5
   重量: 49g, shore c硬度: 42.8
  GT-X51
   重量: 49g, shore c硬度: 43.8
  GT-H47
   重量: 47g, shore c硬度: 40.9
  テナ05
   重量: 47g, shore c硬度: 44.6
  ディグ05
   重量: 48g, shore c硬度: 50.0

  やはりターゲットプロXD-52.5は、やや重くテナジー05と同程度の硬さのラバーになりました。バタフライさんのラバーと比較すると、バタフライさんのラバーの軽さが際立ちつつも、硬さや性能は同等以上なのが、近年の高品質ドイツ製ラバーと言えそうです。やはりどちらかといえば、ターゲットプロXD52.5はディグニクスよりもテナジーに近いラバーだと思います。

[はじめに]
  ターゲットプロXD52.5の特徴
  1. テナジーを超える抜群のスピード性能とスピン性能!
  2. 52.5を感じさせない、扱いやすさ!
  3. ヘビーで回転性能の高いテナジー80

  打球感はまさにテナジーと間違えるレベルで、スピン性能は抜群というのがこのラバーの特徴だと思います。おそらく、DNAプラチナXHのスピード性能に不満を感じるなら是非ともターゲットプロXD52.5をオススメします!

  はじめは正直、そこまで期待していなかったです。重量は重いですが抜群のスピード性能とスピン性能でした。インナーカーボンラケットに貼っていることもあると思いますが、技術的にやや劣るバックハンドでのドライブのスピードと安定感が非常に高くて好印象でした。打球感覚的には、そこまで球持ちが良いわけではなく飛び出しも早いので、シート形状としては80っぽいかなと思いました。球持ちの強さよりもスピードも出せるシートだと思います。初打ちでは、「扱いやすいけど、回転量や威力はやや不満を感じるかな?」と思って使っていましたが、対下回転ドライブをしてみたところ、回転性能が高く、ブロック側がドライブをふかしてくれて、「扱いやすいのに、めちゃめちゃ回転かかる!」と非常に性能の高さを堪能できました!

  また次のように感じました。

  DNA Platinum XH(STIGA): 05っぽい
  Rasanter R53(andro): 80っぽい
  Evolution MX-D(TIBHAR): 64っぽい
  Taerget Pro XD-52.5(cornilleau): 80っぽい 

  R53も80っぽいと思いましたが、扱いやすさの点で、ターゲットプロXD52.5が上回ってました。逆に荒ら荒らしさや相手が感じるプレッシャーはR53の方が上だと思います。

  やはり、やや重いという点で操作しにくいと初めは感じはしたものの、想像以上に扱いやすいと感じました。過去アウターカーボンのLin Goyuan ALC(林高遠ALC)にTenergy 80 FX(テナジー80FX)を貼ってバックで連打してみましたが、スピードと回転量は得られるものの、あまり安定しませんでした。一方インナーカーボンで扱いやすいということもありますが、今回のTarget Pro XD-52.5で打ってみるととにかくめちゃめちゃ安定していて驚きましたね。スピードも回転も自在性が高く気持ちよかったです。スピード性能が高く、初めはオーバーするかなと心配になりましたが、感覚よりもしっかり弧線を描いて沈む感じがありました。たとえば、テナジー系ラバーだと回転はかかるものの、硬さのためにスピードが出しづらかったり、弾くとスピードは出るものの回転がかからず安定しない、などなど操作性がそこまで高くないと林高遠ALCのときに感じたのと対称的と感じました。バックラバーとして新しい選択肢になりそうだと感じました!
  ブロックでは、くい込みの良さから相手の回転影響を受けやすいかなとも思いましたが、そんなことはなかったです。おそらく重量のおかげだと思いますね。くい込む割に重いので非常に安定していました。重ささえ気にしなければテナジーよりも良い選択肢になりそうなラバーだと感じました!

  簡単にまとめると、重くて回転性能の高いテナジー80がちょうどあてはまると感じました。性能としては高性能で、Dignics 80(ディグニクス80)の硬さが使いにくいと感じるなら、ターゲットプロXD-52.5の方があうかもしれません。重さがあるので、フォア向きですが、ラバー面積やはり方などを工夫することで、バックにも十分に使えるラバーです!

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  軽打
   くい込みの良さを感じました。52.5°って感じは全然しませんでした。

  ドライブ全般
   くい込みが良いので、ドライブの打ち方によらず安定すると感じました。くい込ませようとしなくても十分にくい込むので面を開いてドライブする必要性はそこまでないように感じました。バックハンドグリップでも十分に良いドライブが打てると思うと良い選択肢になるのかもしれません。

  スピードドライブ
   ボールが走ります。エボMX-Dと比較すると快走というよりは強い弧線を感じますが、テナジー05やDNAプラチナなどと比較するとスピードを感じて良かったです。R53に似た打球感ですが、R53の方がパワフルで荒れる印象です。ターゲットプロXD52.5の方が、スピード感の中にテナジーのような質の高さと安定感を感じました。

  対下回転ループドライブ
   くい込みの良さで弧線が出しやすい感じです。球離れはやや早いのでスイングの仕方で調整が必要だとは思いますがやりにくさはないと思います。

  対下回転スピードドライブ
   非常に良かったです。打ちやすかったですね。バックハンドでも打ちやすいと感じました。

  スマッシュ/ミート
   特に違和感は感じませんでした。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  ブロック
   シートのおかげか、かなりやりやすかったです。適度なくい込みを感じつつ、相手のボールの回転の影響を受けにくく自分にあった硬度であったように思いました。

  ツッツキ/ストップ
   硬度が硬いので、浮きやすいということはなかったです。ただし切ろうと思うと少しシートのボールのグリップの弱さを感じました。このあたりは粘着かディグ05がバツグンに良いです。

  カウンタードライブ
   くい込みが良いので、思ったよりネットを狙うイメージをしないと安定しませんが、しっかりカウンターはできると感じました。良いラバーだと思います。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  サーブ
   しっかり切れます。くい込みが良いので、しっかりくい込ませたほうが回転量が出ると思います。

  レシーブ
   チキータが非常にやりやすく、特に回転系、スピン系どちらもやりにくいということはなかったです。

[おすすめな方]
  ・少し背伸びをして硬いラバーを使ってみたい方。
  ・エボMX-Dはドイツ製ラバーらしくてあわないと感じた方。
  ・ラザンターシリーズ全般に、下回転打ちが難しいと感じる方。
  ・ドイツ製ラバーは苦手で、テナジー以外のラバーが使いたい方。
  ・テナジーが好きだけど、ディグはあわないと感じた方。
  ・ターゲットプロGTシリーズを使っていた方。

  におすすめします。テナジーを超える、テナジーっぽいラバーの1つだと思います。回転性能特化というよりは扱いやすさとバランス重視なラバーだと思います。価格はやや高いですが、卓球王国のゆうさんがオススメするようにかなり良いラバーで、パチモノでない限りは、最低でもテナジー以上の評価はされると思います。是非ご参考ください。

[まとめ]
  ターゲットプロXD52.5の特徴
  1. テナジーを超える抜群のスピード性能とスピン性能!
  2. 52.5を感じさせない、扱いやすさ!
  3. ヘビーで回転性能の高いテナジー80

  このラバーは価格以外は非常に高性能なラバーになります!個人的にはR53やMX-D、DNAプラチナと比較しても遜色のない高い性能のラバーです。他のラバーと比較すると一番近いと感じたのがR53ですが、R53以上にテナジーらしさのあるラバーで、R53が荒々しいのに対し、ターゲットプロXD52.5は優等生のようにソツのないまとまったラバーだと思います。是非ご参考ください。

[補足]
  他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

  回転量
  ディグ05 ≧ Q5 ≧ DNAプラチナXH ≧ ターゲットプロXD52.5 ≧ ラザンターR53 ≧ エボMX-D

  スピード
  エボMX-D ≧ ディグ05 ≧ ターゲットプロXD52.5 ≧ ラザンターR53 ≧ Q5 ≧ DNAプラチナXH

[その他(DVDのレビューはこの欄にお書きください)]
  下記レビューサイトにも掲載してますのでご参考いただけたら幸いです。是非ご覧ください。

  https://katsuo000.com/
  https://katsuo000.com/review_targetpro_xd_525