f3f04cc6
投稿者:ゲンマ

[自己紹介]
  レビューを書くのがだいぶ久しぶりになりました。なかなか練習する機会が無く、遠ざかっていました。ちょっと紹介できる程度になりましたので、軽めに再開していきます。実力としては県大会で3回戦程度、中学生の県3位くらいには勝てるレベルとお考え下さい。指導もしています。

[レビューする商品名]
  イリウスS 【Butterfly】

[使用環境]
  アイギスのバック面に極薄で使用しました。反対側はラザンターR45です。

[はじめに]
  フェイントロング3に比べるとスポンジはちょっと硬めです。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  粒高ですので攻撃技術全般はそれほど語ることがないかと思います。プッシュ系に関しては思ったより荒れ球にならずに真っ直ぐ飛んでいく印象を受けました。カールp1の方がプッシュは早いように感じますが、イリウスSは打ちやすさを感じました。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  (1)ブロック
   前で止める分に関しては、ロング3やカールp1に比べると飛距離があまり出ず収まってくれます。当てるだけの反転性能はそれほど高いように感じませんでした。カールp1よりも低いように感じます。ただ、真っ直ぐ飛ぶように感じたので、ストンと相手コートに落ちてくれるように感じました。変化をつけたいのであれば自分で工夫をする必要があるように感じました。とっさの当てるだけのブロックであればカールp1の方が変化が勝手に出てくれるように思います。

   (2)カット
   イリウスSの押したいポイントはここでしょう。カットですが、スイングがある程度早くできるであれば、かなり高い反転性能を発揮します。そしてカットがとにかくゆっくり飛んでいきます。カットをした時の飛び出し方はロング3の方がゆっくりと飛んでいくように感じるのですが、失速するのでしょうかイリウスSはネットを超えたあたりからゆっくりとしていきます。だからカット打ちをする側からするとタイミングを取りにくいようです。しかし、スイングが遅かったり中途半端だとボールも中途半端になってしまいます。そこが難しいラバーだと感じました。だから、Butterflyのイメージとしてはフェイントロングシリーズで基礎を磨いた人がイリウスに移行するのかなと感じました。しっかり切った時のボールはかなり質が高いと思います。中学生に使わせてみても、ワンコースであれば、カールp1やロング3を使わせている時より明らかにゆっくり切れたカットが飛んできました。「こんなカット切れたのか」と感じるほどでした。扱える人が使ったらかなりの武器になると思います。

  (3)ツッツキ
   ツッツキは切りやすかったですね。飛ばない分ロング3もしやすいのですが、飛ばないからしやすいのではなく、回転をかけやすく、回転をかけた時に飛ばないからやりやすいのだと感じました。ただカット同様、しっかりスイングをする必要はあるように感じます。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  (1)サーブ
   省略

   (2)レシーブ・台上技術
   今まで表記したことと同じですが、スイングをした分、しっかりコントロースできるという感じです。カットレシーブも同じです。しっかりスイングをすればいいレシーブができるように感じます。

[おすすめな方]
  ある程度カットの基礎ができている人に使用してもらいたいですね。そしてグラスのように反転性能は高いけどコントロールが難しいと感じている人も良いと思います。勝手な印象ですが、イリウスSはドイツ系粒高とは方向性が違うように感じます。とにかく切るというより、切りたいときに切れるラバーのように感じます。カールp1やロング3などではグラスの反転能力より劣るかと思いますが、自分で変化をつけやすいラバーだと私は思っています。イリウスSはそんなカールp1やロング3系統で、その最大反転能力を自分の力で発揮した時、今までより切れたカットができる、といったラバーのように感じました。そのため、ドイツ系粒高ではなく、日本製の粒高のさらに高いレベルを求めている人に使ってほしいと感じました。

[まとめ]
  粒高の新作が出ると聞いた時、どうしても思い浮かんだのが「反転性能が高い」ということでした。グラスのようにある程度当てるだけで高い反転性能を発揮するということですね。しかりButterflyが狙ったのはそこではなかったようでした。今まで日本で多く使われてきたカールシリーズやフェイントロングシリーズの自己制御できる範囲のさらに拡大をしたというように感じました。こういった用具は我々プレーヤーの可能性の幅をさらに高めてくれるように感じます。