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投稿者:ゲンマ

[自己紹介]
  レビューを書くのがだいぶ久しぶりになりました。なかなか練習する機会が無く、遠ざかっていました。ちょっと紹介できる程度になりましたので、軽めに再開していきます。実力としては県大会で3回戦程度、中学生の県3位くらいには勝てるレベルとお考え下さい。指導もしています。

[レビューする商品名]
  金星ブルー【銀河】

[使用環境]
  インフィニティVPSのフォア面に使用しました。黒の39度になります。バック面はヘキサ―グリップになります。

[はじめに]
  シートのテカテカはキョウヒョウよりない感じがします。玉突きは中国製粘着ですので飛ばないですね。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  (1)対上回転ドライブ
    木星やキョウヒョウNeo3よりもちょっと打球感は硬めで、シートの強さでしっかり回転をかけているように感じます。アポロ5やターボブルーのちょっと柔らかいバージョンのような感じがします。アポロ5はシートでしっかり弾きながら回転をかけていくといいボールがいくのですが、インパクトをしっかりしないと棒球になってしまいます。金星ブルーはそこでちょっと柔らかいのでアポロ5よりはミスが出にくいように感じます。ボールの回転量はキョウヒョウ系に比べるとちょっと落ちるのかもしれませんが、その分打ちやすさがあるように思いました。離れて打つ分には自分で飛ばすパワーが必要ですね。

    (2)対下回転ドライブ
    中国製粘着ラバーですので、対下回転に関しては安心感をもって打つことができます。二速が速いドライブも打てるのでバウンド後の変化もしっかり出ます。球をぐっと持つのでループドライブに関しても深さや高さの微調整が利くので変化を出しやすいです。木星に比べると打球感が硬いので自分の力でしっかりコントロールすることができるように感じました。一発強打は弾きかけることで威力が出ますね。

    (3)ミート打ち
     硬いので叩くとナックル系のボールになり相手は取りにくそうでした。

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  (1)ブロック
    粘着ラバーで弾みが弱いので、ブロックはやりやすかったです。ナチュラルに変化も出るので相手も打ちにくそうでした。

     (2)カウンター
      シートの引っ掛かりが強いのでカウンターは相手のボールに負けずにカウンターすることができますね。離れて自分からかけ返すよりも、相手のボールの回転を利用するカウンターの方がいいですね。木星の方が柔らかいのでカウンターの打ちやすさは木星の方がいいかもしれません。

    (3)ツッツキ・カット
     硬く飛ばないのでツッツキは自由自在ですね。特に差し込むツッツキは威力抜群です。粘着らしいツッツキをすることができます。

[サーブ・レシーブ・台上技術]
    (1)サーブ
     しっかり回転量のあるサーブを出すことができます。金星だからできるというよりは中国製粘着ラバーの最高峰のキョウヒョウに劣らずのサーブを出せるというイメージを持っていただければと思います。

     (2)レシーブ・台上技術
     台上はとにかくやりやすいですね。粘着ラバーですのでここは譲れない部分だと思います。ストップも止まりますし、流しもしやすいですね。

[おすすめな方]
  硬めの打球感の粘着を探している人の向いていると思います。キョウヒョウの中でもNeo3とターボブルーでは打球感の硬さが違いますし、木星ブルーとアポロ5でも打球感の硬さが違います。Neo3や木星ブルーはちょっと食い込ませやすくなっていると思いますが、ターボブルーやアポロ5はとにかくカチカチです。ぶつけてもシートの強さで持っていくようなラバーだと思います。金星はそっち系のラバーだと思いました。ただ、ターボブルーやアポロ5よりちょっと使いやすいという印象です。カチカチ系を使っているけれどターボブルーを生かしきれない、でもNeo3はちょっと…という人に一度試してもらえるといいのではないでしょう。

[まとめ]
  多くのメーカーで粘着テンションが出されていますが、キョウヒョウや金星のように昔ながらの粘着ラバーだからこそ打てるボールがあると私は思っています。キョウヒョウ系では金星に近い打球感を持っているのがターボブルーしかありませんので、もうちょっとお安く使うには金星も選択肢に入るのではないかと思います。粘着ラバーにもたくさんの種類がありますが、それぞれに合う打ち方があると思います。その中で、金星は本格的な硬めの粘着ラバーの部類に入ります。その部類が得意な人には一度試してほしいと思います。ループをしっかりかけて連打で点数を取る、台上で先手を取るという中国製粘着の武器をしっかり生かせるラバーだと感じます。