cc3f7313
































投稿者:katsuo000+

[自己紹介]
  毎月katsuo000+のレビューをご覧いただき、投票していただく皆さん、どうもありがとうございます。2022年上半期も優秀レビュワーに選出されました。毎月、WRMのスタッフさんからポイント反映の嬉しい連絡をいただける状況、素敵な世の中だと感じております。これからも投稿させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

  ハンドルネーム:katsuo000+
   (過去ハンドルネームkatsuo000)
  卓球歴20年以上
  右シェイク両ハンドドライブ型
  運良く1度だけ全日本実業団選手権出場。

   会社の卓球部と時間が許せば地域の市民体育館や卓球場などで、約週1回程度卓球をしております。2022年上期は、最近流行のスピン系テンションラバーを中心に書かせていただきした。2022年下期は、粘着テンションラバーを中心に比較検証するような記事でまとめていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。今回は中国製の粘着ラバーはいったん外させていただいて、主にはドイツ製の粘着テンションにスポットを当ててまとめていきます。中国製の粘着ラバーもいつか、まとめてレビューしていきたいなーと思いますね。

   2022年7月DNAドラゴングリップ ←

   メインブレード:ヴィルトーソAC
    フォアF: オメガVIIチャイナ影
    バックB: ディグニクス09C

   サブブレード:レボルディアCNF、林高遠ALC、張継科ALC、張継科ZLC、ティモボルスピリット、ストラディバリウス、トルネードキングスピード、トルネードキングパワー、水谷隼ZLC、水谷隼SZLC、ウルティメイトカーボン、ヴィルトーソ+、エキスパートCRWi(旧エキスパートカーボン)、フォルティウスFT ver. D、キョウヒョウ龍V、キョウヒョウ301、リーンフォースAC、アルネイドインナー、インナーフォースレイヤーZLF、サーディウス、インフィニティVPS V、SK7、SWAT、和の極み -煉-、SWATパワー、馬琳エキストラスペシャル、TRiAD、PRO-13S、金星、970XX-KLC

   サブラバー:省チーム用キョウヒョウNEO3ブルースポンジ40°、39°、普狂NEO3、普狂NEO2、ディグニクス80、ディグニクス64、ディグニクス05、テナジー05ハード、テナジー05、テナジー05FX、テナジー80、テナジー80FX、ロゼナ、Q3、Q4、Q5、GF Pro、ファスタークG-1、キョウヒョウプロ3ターボオレンジ、ターボブルー、ズィーガーPK50、ラクザZエキストラハード、ラクザZ、ラクザX、ラクザ7、ライガンスピン、トリプルダブルエキストラ、V>15 Extra、ヴェンタスエキストラ、ハイブリッドK3、ハイブリッドK1J、エボリューションMX-D、MX-S、MX-P、MX-P 50°、EL-S、クァンタムXプロ、5Q VIP、ラザンターR53、R48、R45、R50、R47、R42、V47、ブルーストームPRO、ブルーグリップC1、ブルーファイヤM1ターボ、ブルーファイヤJP01ターボ、ブルーストームZ1ターボ、ブルーストームプロ、ダイナライズZGR、ダイナライズAGR、ライゼンZGR、ライザープロ50、ライザープロ45、ゴールデンタンゴ、DNAプラチナXH、DNAドラゴングリップ、DNAプロハード、オメガVIIツアー、オメガVIIハイパー、オメガVIIプロ、オメガVツアーDF、ヴェガX、ヴェガツアー、ターゲットプロXD52.5、47.5、GT-X51、GT-H47、ネクサスELプロ53ハード、ネクサスXTプロ51、コーデックスPro54、アポロ5 40°、38°、金星ブルー、月ブルー、木星IIブルースポンジ、アレスブルースポンジ48°、メイスプロブルースポンジ

  卓球ブログも運営中です。是非ご覧ください。
   https://katsuo000.com/

[レビューする商品名]
  DNAドラゴングリップ
  STIGA(スティガ)

  DNAドラゴングリップは、スティガの最新粘着テンションラバーでスティガ契約の日本リーグ選手も使いだしつつあるようです。近畿大会へ出場した学生さんも使用されていました。

  以下ホームページより引用
  ********************
  プロフェッショナル仕様のセレクトバージョン。
  スポンジ硬度 (基準): 55.0
  コントロール:80
  スピード:132
  スピン:146

  強い回転と長く高い弧線を描く、DNAシリーズ初の粘着性テンションラバー

   粘着性トップシートにより、サーブやレシーブ等で並外れたグリップ力とハイレベルのコントロールを提供します。非常に硬い55°の新スポンジ搭載により球離れが良く、粘着性ラバーでは難しかったハイスピードを実現しました。DNAドラゴン グリップは強い回転量と高いコントロール性能、威力のあるスピードを提供します。

  MADE IN GERMANY

  驚くべき回転力
   DNAシリーズ初の粘着性テンションラバー
  DNAドラゴン グリップは、DNAシリーズで初となる粘着性テンションラバー。新開発の「Cタッチ・テンゾー」テクノロジーによって、独自の性能を備えた全く新しいタイプのラバー。粘着性のあるトップシートの素晴らしいグリップ力と、新しいスポンジテクノロジーの搭載により、強い回転を伴った長く高い弧線を描く。

  Cタッチ・テンゾー(C・TOUCH TENSOR)テクノロジー
   粘着性トップシートは、サーブやレシーブ等で、並外れたグリップ力とハイレベルのコントロールを提供。新しく搭載したスポンジは、AI( 人工知能)とトッププレーヤーからの助言を基に開発された。データをデジタル分析することにより、素材の重要な特性を特定し、粘着性トップシートによる強い回転量と高いコントロール性能に、新スポンジによる威力のあるスピードを共存させた。
  ********************

  性能値
  ・DNAドラゴングリップ
   スピン: 146
   スピード: 132
   コントロール: 80
   硬度55.0°
  ・DNAプラチナXH
   スピン: 140
   スピード: 168
   コントロール: 72
   硬度52.5°
  ・DNAプロH
   スピン: 134
   スピード: 160
   コントロール: 76
   硬度50.0°


   DNAドラゴングリップはDNAプラチナシリーズの後に追いかけるように発売されました。ドイツ製粘着テンションの中で、55°は標準的な硬さですね。DNAプラチナシリーズは採用されているスポンジはスプリングスポンジほど軽くはありませんが、スプリングスポンジのように硬度の割にくい込みの良いスポンジで、テナジーシリーズのようにくい込みの良さと高いスピン性能を再現したラバーでした。発売時期がDNAプラチナシリーズのすぐ後ということもあり高い注目を浴びて、卓球用具レビュワーのゆうさんも試打されていたラバーになりますね。

[使用環境]
  黒赤Max(2.3 mm)でカット前74 g。
  YASAKA(ヤサカ)のサラサラ系のり助さん(業務用)で貼りました。ブレードは970XX-KLC(ブレード面積157 × 150 mm)に貼ってカット後52 gでした。反対面にはディグニクス05、特厚を貼り、総重量192 gでした。

  硬度比較
   DNAドラゴングリップ
    52 g、 shore cシート側: 45.5°
   DNAプラチナXH
    53 g、 shore cシート側: 46.2°

    テナジー05
    47 g、 shore cシート側: 44.6°
   ディグニクス09C
    50 g、 shore cシート側: 50.8°
   キョウヒョウNEO3(普狂NEO3)
    51 g、 shore cシート側: 46.7°

   硬度比較をするとDNAプラチナXHとDNAドラゴングリップはほぼほぼ同じ硬さですね。違いは主にシート側にありそうです。一方、テナジー05やディグニクス09C、キョウヒョウと比べると、DNAドラゴングリップはキョウヒョウと同じくらいの硬さで、ディグニクス09Cはもっと硬いことがわかると思います。キョウヒョウは、シート側よりもスポンジ側の方が硬いラバー設計になっているので、良い比較になっていないかもしれませんが、ご参考ください。

[はじめに]
   巷で話題のドイツ製粘着テンションラバー、STIGA(スティガ)のDNA Dragon Grip(DNAドラゴングリップ)をレビューさせていただきます。近年ドイツ製ラバーの質の向上が著しく、ドイツ製の粘着テンションも数が多くなってきました。それらを比較していけたらと考えております。

   DNAはスティガさんのハイエンドラバーシリーズになりますね。現在までに3種類あり、全てスティガ初のドイツ製ラバーシリーズになります。DNA Pro(DNAプロ)シリーズ、DNA Platinum(DNAプラチナ)シリーズ、そしてこのDNAドラゴングリップになります。DNAドラゴングリップのみが粘着テンション系のラバーで、他のDNAシリーズはスピン系テンションラバーになります。スティガさんはDNAシリーズを発売するまでは日本製のラバーを発売取り扱いしておりました。そんなスティガさんが心機一転ドイツ製のハイエンドラバーを発売する、その第一号がDNAプロシリーズでした。DNAプロは元祖ドイツ製スピン系テンションラバーらしいラバーで、日本で最も売れているラバーFastarc G-1(ファスタークG-1)に、非常に似たラバーでした。そして第2弾として昨年発売されたのが、DNAプラチナシリーズになります。こちらは非常に好評で、卓球ユーチューバー(ごぶりんずさん)やその他のレビュワーが高評価をつけています。katsuo000も好印象なラバーとしてDNAプラチナエキストラハードをレビューさせていただきました。
DNAプラチナXH: https://katsuo000.com/review_dna_platinum_xh/

   DNAプラチナシリーズはButterfly(バタフライ)のTenergy 05(テナジー05)に非常によく似たラバーでした。シートの粒形状は太目でスピン系に特徴を有するシート形状で52.5°のエキストラハードスポンジ(XH)にあわせてもかなりくい込みの良さを感じるラバーでした。テナジー05も硬度の割にくい込みの良さを感じるラバーですが、このDNAプラチナシリーズも表記硬度に対しとてもくい込みが良いラバーシリーズで、容易にくい込ませることができるのに硬いラバーですので、その回転量はえげつないものになります。 バタフライのスプリングスポンジとは似て非なるスポンジですがドイツ技術が進化していることを感じさせますね。使用感は、ドイツ基準の硬度で47°位でしょうか。ポストテナジー系ラバーの中で最もテナジー05に近いラバーと感じております。

   そして立て続けに発売されたのが、DNAドラゴングリップになります。最近は粘着ラバーの群雄割拠時代に突入しており、各社粘着テンションを発売しています。DNAドラゴングリップがどのようなラバーかレビューしていきたいと思います。

[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
  DNAドラゴングリップの3つ特徴
  ・軽い力でくい込む粘着ラバー!
   硬度比較の結果からも十分わかるように、非常に軽い力、手打ちでも十分にくい込んで粘着らしいボールが出しやすいラバーでした。まず硬さについて、中国製の粘着ラバーと比較してもくい込みが良く扱いやすいラバーでした。くい込みが良すぎてスピン系テンションラバーのようにすら感じるかもしれません。スポンジはDNAプラチナXHよりもさらに硬くして気泡も少ないハードスポンジではありますが、そこまで硬さを感じませんでした。唐橋卓球代々木店さんのレビューでもDNAドラゴングリップはバックで使ったときに大きなスイングにしなくても小さな力で縦回転を加えることができ、点が取れるとレビューされていました。このように弱い力でも強い回転が欲しいならDNAドラゴングリップは非常に良い選択肢になると思います。
  ・ラクザZよりも球持ちと回転重視のシート
   DNAドラゴングリップの特徴はシートは厚く、粒形状も粒低めで太め、つまり回転重視のスピン系テンションラバーに採用されるような回転性能に特徴をもつシート形状であることでしょう。DNAプラチナシリーズのシートもどちらかというとテナジー05に類似のシート形状でした。一方でスポンジは他の超ハードな粘着ラバーほど硬くはなく思ったよりくい込みを感じます。もちろん同硬度のドイツ製テンションラバーは複数存在していて、XIOM(エクシオン)のOmega VII China Guang(オメガVIIチャイナ光)、DONIC(ドニック)のBlue Grip C2(ブルーグリップC2)、VICTAS(ヴィクタス)のTriple Extra(トリプルエキストア)などが挙げられます。今回比較には既にある程度試打できていて同程度の硬度であるRakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)を挙げさせていただきました。本当は他の粘着テンションラバーとも比較できるといいのですが、できていません。ラクザZ XHはDNAドラゴングリップと比較して対称的で、ラバー全体の重さはDNAドラゴングリップよりも重く、一方でスポンジは気泡が多くシートはどちらかというと粒細めシート薄めでTenergy 80(テナジー80)とかTenergy 64(テナジー64)などのスピード系のテンションラバーらしい形状になっています。全体的に重くて硬いので粘着ラバーであり、どことなくスピード系テンションラバーらしさもあるラバーでした。DNAドラゴングリップはラクザZ XHと比べると対称的な設計指針で非常にそのラバー設計の違いを感じました。DNAドラゴングリップはシートと粒形状はテナジー05のように回転特化のスピン系テンションラバーに近い形状ですが、スポンジはそこまで硬すぎないスポンジをあわせています。DNAプラチナXHよりもさらにスピン性能が欲しいときにうってつけの粘着ラバーとスピン系テンションの間のようなバランスのとれたラバーでした。
  ・くい込みやすくて扱いやすいのに癖(回転量でミス誘発)も出しやすい!
   前述のラバーと完全に比較できていませんが、おそらくDNAドラゴングリップは55°の硬度の中でも癖球(または回転量によるミスを誘いやすい)ラバー側に分類されると思います。同程度の硬度を改めて挙げさせていただきます。

   ・Omega VII China Guang(オメガVIIチャイナ光)(XIOM) 55°(ドイツ基準)
   ・Blue Grip C2(ブルーグリップC2)(DONIC)55°(ドイツ基準)
   ・Rakza Z Extra Hard(ラクザZエキストラハード)YASAKA(ヤサカ)52~57°(ドイツ基準)
   ・Triple Extra(トリプルエキストラ)VICTAS(ヴィクタス)55°(ドイツ基準)
   ・Dignics 09C(ディグニクス09C)Butterfly(バタフライ)44°(Butterfly基準)
   ・Hybrid K3(ハイブリッドK3)TIBHAR(ティバー)53°(ドイツ基準)
   ・Hybrid K1J(ハイブリッドK1J)TIBHAR(ティバー)52.5°(ドイツ基準)
   ・Blue Grip R1(ブルーグリップR1)DONIC(ドニック)50°(ドイツ基準)
   ・Rakza Z(ラクザZ)YASAKA(ヤサカ)47~52°(ドイツ基準)
   ・Flying Dragon(翔龍)YASAKA(ヤサカ)47~52°(ドイツ基準)

   使ったことのあるラバー、ないラバーがありますが、上記の中でもDNAドラゴングリップは癖(回転量によるミス誘発)を出しやすいラバーでした。例えば靴をはかずに手打ちに近い状態でドライブしても、まずまずの回転と台についてからのボールの跳ね上がりや飛び方に変化が生じると感じました。この回転量、癖は粘着ラバーを使うなら欲しい性能だと思います!個人的には、ラクザZ XHやディグニクス09Cよりも回転量でミスを誘えるラバーだと感じました(もちろんその分、スピードはラクザZ XHが、スピードに加え扱いやすさも求めるとディグニクス09Cが上だと思います)。ご参考ください。

  フォアハンド系
  軽打
   テンション系ラバーのような弾みで違和感ありませんでした。少なくともキョウヒョウのように「飛ばない」とは感じないと思います。

  ロングボールやラリーでのドライブ
   少し柔らかいと感じました。スピン系テンションラバーと比較すると弧線が非常に出やすい分ややボールが浅く入る印象もありました。非常にボールをグリップするので、回転をかけやすいです。もう少し硬い方が個人的には好みですが、スピードを出そうと思うとこれくらいの方が使いやすいかもしれません。スポンジ硬度55°ですので、柔らかいと感じるとはいえ、相手のボールに負けるということもありませんでした。

  面を開いたドライブ
   面を開いてもしっかり回転がかかって沈むので非常に良かったです。このあたりはまさに粘着ラバーという感じでした。またシート形状的に面を逆に開かなくてもこすれれば回転で沈むのでドライブが安定すると感じました。

  対下回転に対するループドライブ
   しっかりグリップするので回転量の豊富なドライブが打てました。ただし、キョウヒョウのように硬くて弾まないラバーではないので、ややパワーロスは感じました。その分、浅くて低くコントロールしやすいと感じました。

  対下回転に対するスピードドライブ
   こするように打ってもスピードドライブが打てて印象が良かったです。ただ粘着ラバーなので面を開いてぶつけるように打ったほうがボールは走ると感じました。こするように打つ方が相手のコートについてからの伸びがあると思います。

  カーブ/シュートドライブ
   ボールが浅く入る分、カーブやシュートさせたときによく曲がると感じました。コースも狙いやすいです。

  カウンタードライブ
   しっかりくい込み回転がかけやすく、またおさまりが良くてカウンタードライブがしやすかったです。さすが粘着ラバーといったところでしょうか。

  バックハンド系
  軽打
   フォアで使った後にバックで使ってみましたが想像どおりバックでも使いやすいと感じました。55°というスポンジ硬度で重量は確かに50 g台と重いですが、中国粘着などよりも扱いやすく違和感なくバックで使えると感じました。

  ロングボールやラリーでのドライブ
   ボールをしっかり持つので、安定感を感じました。その分、球離れはやや遅いとも感じました。また中陣からスピードを出すにはインパクトが必要になると感じました。 

  対下回転に対するループドライブ
   非常にやりやすかったです。ちょうどいい硬さで安定感のあるループドライブができると感じました。またボールをしっかりグリップするので、打球点を落としても持ち上げられると感じました。

  対下回転に対するスピードドライブ
   球持ちがいい分、ややスピードは大人しさを感じました。これはDNAプラチナXHにも感じましたね。 

  ブロック
   硬度の割に回転の影響は受けやすいと感じました。やりにくさはそこまでありませんでした。

  カウンタードライブ
   やりやすかったです。球を持つ感覚がディグニクス05よりも感じるので、カウンタードライブをしたと感じやすかったです。

  チキータ
   やりやすかったです。回転もかけやすかったです!

[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
  フォアハンド
  ブロック
   少し回転を受けやすいと感じました。そのかわりスマッシュなどのボールもブロックしやすかったです。  
  ツッツキ/ストップ
   少しくい込みが良すぎて切るのには慣れが必要と感じました。粘着ラバーなので飛び出すこともなく非常にやりやすかったです。

  フォアサーブ
   しっかり回転をかけやすかったです。ただしオメガVIIチャイナ影より柔らかくて少し飛び出しが良いと感じました。

  バックハンド系
  ブロック
   硬度の割に回転の影響は受けやすいと感じました。やりにくさはそこまでありませんでした。
  ツッツキ/ストップ
   粘着ラバーですので浮きません。ただし、スポンジはくい込みがいいのでタッチに気を付けないとオーバーしやすいと感じました。 

[サーブ・レシーブ・台上技術]
  フォアハンド
  フォアサーブ
   しっかり回転をかけやすかったです。ただしオメガVIIチャイナ影より柔らかくて少し飛び出しが良いと感じました。
  フリック
   少し柔らかさがあるので、思い切り良くいかないと決められないと思いました。

[おすすめな方]
  ・スピン系テンションから粘着ラバーへ移行したい方
  ・球持ちの良い粘着ラバーが好きでキョウヒョウよりも弾みやスピードが欲しいと感じている方
  ・癖球もあったら嬉しいな、と感じる方
  ・ラケットの重さは慣れれば変わらない、と感じる方

      にオススメしたいです。

  DNAドラゴングリップはスピン系テンションラバーから粘着ラバーへ移行したいと考えている選手にささると思いますし、スピード性能が減っても粘着ラバーらしいスピン量や癖球で、相手のミスも誘えて、粘着ラバーの魅力も持った高性能な粘着テンションラバーだと思います。やはり重量と硬さは一つ高いハードルにはなりますが、他の粘着ラバーと比べるとそのハードルは比較的低く、それでいてラバーに助けてもらえるラバーだと思います。このラバーから粘着ラバーへ入っていくのも非常に良い選択肢になることでしょう。
[まとめ]
  DNAドラゴングリップの3つ特徴
  ・軽い力でくい込む粘着ラバー!
  ・ラクザZよりも球持ちと回転重視のシート
  ・くい込みやすくて扱いやすいのに癖(回転量でミス誘発)も出しやすい!

   STIGAの最新粘着ラバーであり、DNAプラチナシリーズの税抜8,000円よりもは良心的な6,600円はかなり魅力的ではないかと思います。それでいて、スピン系テンションラバーから移行しやすい扱いやすさ、回転性能や癖球らしさも出しやすいとなると、なかなかアリなラバーだと思います。個人的には柔らかすぎるとも感じましたが、その分、スピードドライブも打ちやすく、扱いやすさも高いのでしょう。またバックハンドにあわせる粘着ラバーとしてもありかもしれません。様々なニーズに対し広くカバーできる売れ筋になるような粘着テンションラバー、がDNAドラゴングリップだと思います。ご参考まで。

[補足]
  他ラバーとの比較(あくまでも個人の感想)

  回転量
   オメガVIIチャイナ影 > DNA Dragon Grip > ディグニクス09C

  スピード
   ディグニクス09C > DNA Dragon Grip > キョウヒョウNEO3
[その他(DVDのレビューはこの欄にお書きください)]
  下記レビューサイトにも掲載してますのでご参考いただけたら幸いです。是非ご覧ください。

    https://katsuo000.com/
    https://katsuo000.com/review_dna_dragongrip/