
投稿者:Pまん
[自己紹介]
34歳男性
戦型:本職はシェーク粒
ペン粒、ペンアンチもやっています。
基本は前陣攻守。攻撃はは全てミートか乗せ打ち、ドライブは繋げる時に使います。
リズムを変えるためにカットマンもどきみたいなこともします。
反転をかなり多めに行うので、どっちがフォアかバックかは決めてなく、どちらでも一通りできるようにしています。
学生で遊ぶ程度に卓球はやっていて、社会人で復帰して大会とかにも出るようになったので主な戦績はありません。東京の区大会で予選リーグは1位抜けをよくして、トーナメントでは最後まで勝ち上がれないかな、ぐらいのレベルです。
[レビューする商品名]
388C-1【DAWEI】
[使用環境]
ラケット:剛力FL
フォア:ディグニクス09
バック:388C-1 1.0mm
[はじめに]
中国の変化表
スポンジやシートは硬め。
アタック8のように粒を倒しきるようなことはないほどの硬さ。
またシート自体の引っ掛かりは結構ある。
[攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)]
【ドライブ】
変化表ソフトにドライブの質を求める方は少ないとは思いますが、シート自体は引っ掛かりは強いのでできなくはない。
ただ、スポンジも粒も硬く、球離れが非常に速いので、それに負けないインパクトがないと持ち上がらない。
もちろん粒が硬いので、粒を一定方向に倒して回転を掛ける打ち方はできない。
表面の引っ掛かりだけで薄く掛ける感じ。
対上回転の時はドライブで掛け返すのは球離れが早すぎてかなり難しいと思うので、素直にミートで返球したほうが無難。
対下回転は手首だけでクリンと表面だけで上に逃がすイメージだと安定しやすい。食い込ませて掛けようとすると食い込ませる時間が短すぎてシビアになりやすい。
後述にあるミート時のエゲつないナックルと比べると予想外には回転かかるので、微妙な差をつけたいときや、安定して入れたいときに使用すると良いのではないでしょうか。
あくまでも自分のインパクトだと、練習や身体が間に合っているときでないと安定せず、咄嗟の動きになりやすい試合だと非常に不安定に感じる。
【ミート】
このラバーの一番良いところだと思う。
球離れが早く、微妙に長さのある粒のおかげで、異常に直線的なスピード感のあるナックルとなる。
柔らかい変化表のフワフワなナックルとは違い、突き刺さるような重いナックル、そのまま当てただけの返球だとネットを超えないような非常に決定力の高いナックルとなる。
もちろんナックルということは安定しにくくなるので、対上回転の時は上から抑え込むように、ボールを潰すようにミートすると安定しやすい。
対下回転の時は板で打つ感覚で相手の回転利用すると非常に安定する。このときは球が素直になりやすいので的を絞らせないように小さな動作で揺さぶる必要がでてくる。
一般的な表ソフトと比べれば弾まないと感じる人は多いと思うが、変化表の中では異常に硬く、弾みの割には球離れのせいで球足は速く感じる。
もちろん飛距離はあまりでないので、後ろでしっかり待って打ってくる相手には前後左右の揺さぶりが必要になってくる。
逆に前に前で構えている相手には、速いテンポと突き刺さるナックルだけでかなりの得点源となる。
[守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)]
【ブロック(ミート)】
攻撃的なミートともに、ミート系のブロックでもナックル多発で非常に攻撃的なブロックとなる。
当てるだけだとホップしやすいので、少し上から下に押しつぶすように弾くようにすると安定する。
ブロックというよりはミートカウンターの延長のような印象。
柔らかい変化表よりは相手の強打にも打ち返しに行く力強さはあるが、やはり変化表なので相手の強打には後述する力を逃がすようなブロックのほうが安定する。
【ブロック(下回転)】
粒高のような下回転系のブロックはホップして不安定になり、回転もかけにくいので非常に難しい。
相手が緩いドラで繋いだ時にたまにリズムを崩す程度に使う程度がちょうど良いかと思う。
【ブロック(横回転)】
相手の強打に対しては横回転にしてエネルギーを逃がすブロックが非常に安定して、相手も打ちにくくしてくれるので守りの主力となる。
跳ね際でも頂点でもどちらでも返しやすく、ネットを超えたあたりから落ちてくれるためコートに収めやすい。
下回転ブロックとは逆に、横回転だと強い回転も作れるので、ラリー中に相手が空振りするほどに急に不規則に曲がってくれたりしてバック対バックに混ぜると非常に効果的。
【ツッツキ】
シートの引っ掛かりが強いので掛けられなくはないが、球離れが早すぎて非常に難しい。
基本はナックルツッツキになってしまうことがほとんど。
ただ、自分の意志に反してしっかり切れる時があり、そのときのギャップは非常に激しい。
テンポの速いナックルツッツキで浮かせて、次をミートするパターンが非常に多発する。
【カット】
球離れが早すぎて、自分から掛けていくのは非常に難しい。というか自分じゃ掛けられない。
中陣とかでカツっと合わせる程度のカットは逃げの一手としては非常に便利。
[サーブ・レシーブ・台上技術]
【サーブ】
あまり使う必要はないけど、ナックルは非常にでやすい
【フリック】
回転を掛ける系のフリックは、手首をクリンとまわして薄く掛ける感じが安定する。スピードはでないのでミート系のフリックでテンポの速さで攻めることをおすすめする。
ミート系のフリックは球離れの速さで回転の影響を受けづらいので、頂点さえ捉えれば非常に安定する。
【ストップ】
球離れが早いのでやりやすい。
回転も残りやすいので、相手の切れた短い下回転だと、上回転ストップとかできる。
【レシーブ】
相手の回転が残りやすいので、横回転系のサーブのレシーブは予想外に曲がってくれたりするのが好印象。
ロングの下回転、ナックルロングに対しては返すだけなら難しくはないが、それでも凡打になりやすいから単調になりやすいのが難点。
[おすすめな方]
シェークバック異質で、決定力の強いナックルで攻めたい方におススメします。守るというよりは攻めですね。
あとインパクトがけっこう必要なので、男性のほうが向いているかと思います。もちろんしっかり振れる方なら女性でも。
[まとめ]
・硬く非常に球離れが早い、板に近い打球感
・突き刺さるスピーディなナックル大量生産
・インパクトさえあればドラとミートの使い分けがしやすい。
・守る異質というより、攻める異質
・安い