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■自己紹介

卓球歴9年(20134月〜現在)

中ペン裏裏粘着大好きマン♂です。


メインは両面裏裏ユーザー(ほとんど両面粘着)ですが、遊びでペン粒とカットマンとフォア表も練習・ゲームする事もあります。


実力に関しては県大会3回戦負け・市大会シングル準優勝・ダブルス優勝(シングル優勝者と組んで)・ブロック大会3位です。

下手では無いと思います。

上級者へ片足突っ込んでるくらいかなと自負してます笑


プレースタイルはフォアは粘着の癖を活かした回転重視のサーブとループドライブとカーブドライブと一撃ドライブとストップを駆使して、バックはツッツキ以外は裏面で常に速さよりも安定を求めて回転しっかりかけてます。


得意技術はループ&カーブドライブとフォアフリック、チキータ、ストップ。

苦手なのはフットワークとブロック&カウンターです。

なので回転量ある球が効かない人やブロック硬い人は相性悪いです


用具へのこだわりはブロックカウンター苦手なので面が大きくて当たりやすさと重い用具で押されなさが欲しいのと、上板が硬いとループとサーブ以外でミス多発してしまうので純木材5枚合板でも使えません。(インフィニティとか)あとは要所で一撃で抜ける道具がいいので上板柔らかいインナーで威力出せるものがベストと自分では思っています。

重量はターボブルーを貼っているのでいやでも重たくなります


過去に使用した粘着ラバー


高品質キョウヒョウ系

省狂NEO3ブルー、オレンジ

国狂3.58ブルー、NEO3ブルー


ターボブルー、ターボオレンジ

普狂3.58


国天極2ブルー、天極NEO3


WRM特注

キンプロ(パープルスポンジ)、メイスプロブルー(48.46)、パラディングリーン、太陽プロ極薄、APOLLO540.39.38)木星2ブルー(36)、アレス(52)、ターゲットブルー

金星2ブルー


その他

スピンアート、愛鯨2、ゴールデンタンゴ、ディグニクス09c、オメガ7光、ラクザZエクストラハード・トリプルダブルエキストラ・DNAドラゴングリップ


粒高

グラスディーテクス、エリミネーションエキストラロング


ドナックル 天王星 カットマン用クレア



所有ラケット(今無いものも含む)

アウォードオフェンシブ

レッドローズ

和の極み蒼

松下浩二スペシャル

幻守

エキスパートカーボン

ヴィルトゥオーソマイナス

キョウヒョウ龍5

キョウヒョウ龍5X(現在のメイン)

koki niwa

クリッパーウッド

張本智和インナーフォーススーパーZLCCS


使用用具1

ラケット:キョウヒョウ龍5X

フォア:キョウヒョウプロ3ターボブルー(特厚)

裏面:ラクザZエクストラハード(特厚)


使用用具2

ラケット:張本智和インナーフォースSUPERZLC-CS

フォア:キョウヒョウプロ3ターボブルー(特厚)

裏面:ラクザZエクストラハード(特厚)


5と張本は対戦相手のスタイルや自分の調子と気分で使い分けてるので実質両方メインです。

張本スーパーZLCはあれからかなり気に入って無心で持ち替えても使えるレベルまで慣れてきたのでまたレビューしたいと思います。



■レビューする商品名

金星2ブルースポンジ



■使用環境

ラケット: キョウヒョウ龍5X

フォア:金星2ブルー

裏面:ラクザZエクストラハード(特厚)

重量:198g カット後ファインジップ1回塗りで単体56g ターボブルーは65gです。



■はじめに

ターボブルーはとてもお気に入りなのですがやはり重い硬いというのは5年程使っている今でも思い、代替ラバーを探してみることにしました。個人的には他のキョウヒョウを除いたらヤサカの翔龍かディグニクス09cか国天2ブルーがフォアラバー候補ではあるのですがテンションがかかっているとドライブ打つのは良くても台上が飛ぶのと止めるのがどうしてもオーバーしてしまって翻弄出来ないのが気に入らないのです。固くて強粘着の非テンションはなかなか無くてそれを謳っている金星2ブルーも気になり買ってみました。5年くらい使ってるターボブルーと比較しながらレビュー書いていきます。


打つ前レビュー

粘着

キョウヒョウ以上にあります。ボールは逆さで持ち上げるあれ、余裕で出来ます。


シート

薄いです。個人的には苦手なやつです。シート薄い系は弾むはいいですがすぐスポンジに到達してしまい回転かける前に飛んでしまってコントロールが出来ないように感じます。

ラザンターシリーズとよく似てます側面の感じは。


柔らかさ

これはどこが硬めラバー?と率直に思いました。裏面に愛用しているラクザZエクストラハードの方が硬いです。紹介動画ではアポロ5と木星の間とありそれは事実ですがかなり木星よりだと思います。アレスの52度よりも柔らかいです。


球突き

回転も弾みも満足なレベルです。よくかかって弾みも弾みすぎずターボブルーよりは弾むので楽しみな感じでした。でもやはり柔らかいです。



■攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)

柔らかくてよく弾み、ひっかかりと粘着が強いので弧を描いて打てます。力を入れなければそこまで飛ばないし入れれば速く飛んでいきます。ターボブルーよりは軽く打ってよく弾みます。弾みで他で近いラバーは難しく、打感はザ・中国ラバーですが弾みはドイツ系粘着テンションより少し弾まない感じなのでWRMのラバー類に似ているかと思います。少し柔らかいアポロ5かキョウヒョウのターボオレンジかと言ったところかなと思います。他に適する言い方ならグルーやチャックを塗った中国ラバーの感じでした。根は硬いですが表面は柔らかい感じの。音もそんなようなパキャンみたいな金属音がしてくれます。打球音を聞いて結構硬そうに思って自分が求めている性能じゃないかと思いましたがちょっとそれは違いました。


対上回転ドライブ(フォア)

柔らかいので軽く打っても速くドライブか打てます。が、思い切り打つとターボブルーのカチカチラバーで癖づいた面開いて少し弾く感じで打つとインパクト負けして落ちるか柔らかいので開いている方向に飛んでいく感じで少し難しいなと思いました。正直言って硬い粘着と謳っている割には柔らか過ぎますね。39度とのことですが41度か42度あったら私的には理想的かなと感じます。数時間打ってみた感じは柔らかいけど粘着ラバーの打ち方をしないといけなくて金星のポテンシャルを引き出せる打ち方(触り方)を見つけるのは難しいなと思いました。キョウヒョウの中でも相当硬いターボブルーをを長年使っていた私には戸惑いがある感じでしたがそこまでハードなラバーを使っていない方はむしろ打ちやすいのではないかなと思います。回転量は想像通りターボブルーよりは落ちますが速さと深さは上がり、ドライブの回転量の変化や弾道の中国ラバー特有の癖球・荒れというのはしっかりと確保されているので現時点では自分の意図しないミスがありますが使いこなせるとかなりいいラバーだとは思います。


対上回転ドライブ(裏面)

フォアドライブでも書いた通りフォア面使用は今は難しいしはっきり言って今のところはないなという感じなので裏面にも挑戦してみました。裏面はまず対上はラクザZハードよりも球が明らかに速くて回転量もかかって球が勝手に走ります。ラクザZは山が出過ぎるくらい弧を描いて安定感と回転量は抜群で球もインパクトすれば走らせられるのですが金星はある程度インパクトしなくてもラクザZ以上のドライブが打てます。安定感は金星の方が直線弾道なのと慣れていないこともあってミスがありますが裏面はすぐに慣れて使っていけると思います。裏面の対上回転ドライブはかなりこれから乗り換えてもいいなと思える感触でした。またあまりやらないのですがミート打ちもしてみましたがこれがとても安定して入るし速いです。硬さと柔らかさの両方の要素があるので速さとやりやすさの両立が出来ていると思います。


中陣ドライブ(フォア)

下がったら飛距離がターボブルーより出そうに思いますが弾道が直線気味なのでそれさえ分かれば十分振れると思います。相手のドライブに押されにくさはちゃんとありますし回転量もターボブルーと比べてそこまで劣りません。台下等打点を落としてもちゃんとひっかかって適度に球も持つのでコントロールしやすいです。詰まった時やいい球の引き出しやすさは金星の方が上かと思います。自分のスタイルとして中陣ドライブはそこまで重要視していませんので特に気になることはありませんでした。


中陣ドライブ(裏面)

裏面になるとラクザZ程球持ちがないのと弧線が出ないので難しかったです。思い切って前振ればいい球出せましたが裏面で下がって打つのは自分の技量がシンプルにありません。中陣裏面ドライブは繋ぎの質を求めているので私には向いてないです。ただ、金星の癖(打ち方)を理解出来れば化けそうな気もしてます。


対下回転(フォア強打)

ターボブルー程ぶつけてしまうと落ちてしまうので基本中国ラバーの打ち方で少しだけ球持つ意識でやると速い球が出せます。回転はあまりかからないように思います。粘着テンションの方が個人的には弾みがあってやりやすいです。やはりこれも金星の打ち方が分かればと言ったところだと思いますが対上回転の方が強いラバーだと思います。


対下回転(フォアループ)

動画で紹介されていた通りに中国ラバーの浅くて回転量の多いループはやりやすいです。が想像通りターボブルーには劣る感じです。ターボブルーは意外とループが深くなりやすいのですが金星こそ他の技術の弾みのことを思うと意外に浅くなりやすいです。


対下回転(裏面強打)

振れればかなりの球がいきます。がやはりこれも金星の癖を理解しないと安定しずらいです。ラクザZよりは確実にスピードは速いです。


対下回転(裏面ループ)

フォア面よりも回転かからずであれ?となってます。私の打ち方的にフォアはぶつけて擦って打つするのですが裏面のループとなると食い込ませる割合が多いので難しく感じました。食い込ませると真っ直ぐ飛んでスピードが出てしまったりオーバーミスやネット直行してしまいました。


カウンター

フォア

カウンターはキョウヒョウだと硬くて落としてしまうミスがありますが金星だとそれはなくて回転にも負けないのでやりやすいし速いです。回転量はさほどな気がしますがフリックや台上から繋ぐ球を打たせてカウンターというスタイルには良いと思います。


裏面

裏面だとラクザZを使っている身からすると弾むし上に上がらなくてネットミスが多いです。入った時は相当な球だしテンションラバーだと入らない捉え方をしても入るのでこれは私の打ち方捉え方と慣れだと思います。基本的にはカウンターはいい評価が出来ると思います。



■守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)

ブロック

弾みはしますが柔らくなったので吸収してコントロールはしやすくなりました。ターボブルーの良さである浅い球やナックルにはなりにくいですが正確に入れることは金星の方がいいです。


ツッツキ

切れは少しだけ落ちて弾みはしますがターボブルーあの硬くてよくひっかかるシートのおかげで良過ぎるだけで金星に不満を感じる人はほとんどいないレベルだと思います。その分速いツッツキになります。動画であったあのえげつないツッツキは本当に簡単に出来ました。1番動画通りに感じたのはツッツキでした。



■サーブ・レシーブ・台上技術

フリック

ターボブルー程硬くないので弾こうとすると持ってしまったりそもそもの弾みが強いので同じように打つとオーバーしてしまいますが飛ぶ!と理解して思い切って前に弾けば打てますし、キョウヒョウ系にはやりづらい回転をかけるようにするフリックも適度な柔らかさと弾みからかなり武器になる技術だと思います。流し打ちやフェイントはターボブルーの方が硬くて弾まない分回転をかけたり収めることがしやすいので軍配が上がりますが金星の方が安定して質高いフリックが出来ます。ターボブルーは回転かけるようにフリックするとスピードが出ないので普通に取られてしまうので弾くように打っていますがそれってやはりハイリスクなのでかけるようにフリックしてスピードが出せるかつやりやすい金星はかなりいいと思います。


ストップ

他の技術で弾む弾む言ってますがストップ、かなり止まりますしコントロールしやすいです。柔らかい分ターボブルーより若干浮きやすいですが止めやすさはターボブルー以上ですね。これは期待をいい意味で裏切られました。切る事も止めることもターボブルーとほぼ同等でコントロールはターボブルー以上といった感じです。めちゃくちゃいいです。


おすすめな方

・台上技術で先手を取っていきたい方

・カットマン(本職じゃないので説得力は欠けるかもしれませんが攻撃マンの中では出来る方と自負しています。)

・硬すぎるキョウヒョウとかは使えないけど憧れる方

・柔らかい粘着テンションから硬めの粘着テンションや非テンションの中国ラバーに変えてみたい方

・ドイツ系の硬め粘着テンションが苦手だけど非テンションは厳しい方


おすすめ出来ない方

・キョウヒョウが好きな方

・硬いラバーが好きな方

・シートが強いラバーが好きな方


合う

・柔らかいけど中国ラバーらしいラバーを求めている方

・硬いのは難しいけどストップやフリックを重視したい方

今のラバーが硬いから少し柔らかくしたいという人よりは柔らかいラバーを硬くしたいと思っている人向けだと思います。



■まとめ

良いところ

・ツッツキ、ストップ、フリックはキョウヒョウ並かそれ以上にやりやすくてかなり良いと思います。

・金星の癖が分かれば粘着らしい荒れた弾道も出せるし他の非テンションの粘着ラバーよりも飛ばしやすくて粘着テンションよりは硬くないので下がりたい人にはどのラバーよりも使いやすいと思います。


悪いところ

・ドライブを打つ時に柔らかいのに硬いラバーの打ち方をしないといけなくてよく分からない。粘着の打ち方をすると落ちるか弾いてオーバーして、テンションぽく打つと飛ばせずにネットへ直行するのでいい塩梅のところで打つのが難しく5時間程打ちましたが中途半端な球しか出せませんでした。



■総評

私は使うことがないのですぐ剥がしました。特性は理解してレビューにはしたかったので打ち込みはしました。裏面は採用の可能性は全然ありましたが自分が何をラバーに求めているのかを考えるとちょっと違うなと思いました。

性能面の話をすると柔らかいのに硬い、それが1番適している表現かなと思います。中国ラバーが好きな方こそ使えないラバーだと思います。個人的にはアレス52度の方がよっぽどいいドライブが打てました。アポロ5も同様です。木星は木星でしっかり食いこんでくれて力はあまり要らないラバーでしたが金星はどれにも属さない感じでした。使えたら金星が1番嫌らしい球にはなると思います。あと金星は粘着が強い分なのかすぐ粘着が落ちてしまい落ちたら個人的には使い物にならないなと思いました。最初の粘着はキョウヒョウよりもあるレベルでしたが35時間試打くらいであまりなくなってしまい4ヶ月くらい使ってるキョウヒョウ以下になってしまいました。個人的にはもっと硬くて己打低なしの金星が出たらまた使ってみたいと思います。あの弾みと打感と台上技術はかなりいいラバーだと思いました。



■補足

他ラバー比較


弾み(軽打)

省狂3ブルー<国狂3ブルー<ターボオレンジ<=キョウヒョウ3.5<ターボブルー=キョウヒョウ8<木星<=アポロ5<国狂3.5<国天極2ブルー>国狂8ブルー<金星<アレス52

弾み(強打)

省狂3ブルー<木星<ターボオレンジ<キョウヒョウ3.5<金星<アポロ5<国狂3.5<国天極2ブルー<キョウヒョウ8<国狂8<アレス52<ターボブルー


回転量(MAX)

ターボブルー>>国狂3ブルー>省狂3ブルー>=国狂8ブルー>国狂3.5=アポロ5=キョウヒョウ8>ターボオレンジ>キョウヒョウ3.5>アレス52>国天極2ブルー>=金星>木星


回転量(かけやすさ)

木星>国狂3ブルー>=省狂3ブルー>国狂3.5>キョウヒョウ3.5>ターボオレンジ>国天極2ブルー>金星>キョウヒョウ8=アレス52>アポロ5>国狂8ブルー>>ターボブルー


球離れ(硬さ)

ターボブルー>>国狂8ブルー>>国狂3.5>アポロ5>アレス52>キョウヒョウ8>キョウヒョウ3.5>ターボオレンジ>省狂3ブルー>国狂3ブルー>金星>国天極2ブルー>木星


台上・サーブ

ターボブルー>=金星>>省狂3ブルー>国狂3ブルー>国天極2ブルー>キョウヒョウ8>キョウヒョウ8ブルー>アポロ5>キョウヒョウ3.5=ターボオレンジ>=国狂3.5>木星>アレス52



■その他

同時にWRMの粘着保護シートを買いましたがかなりいいです。粘着力がなくなってきてたターボブルーもボールを逆さで持ち上げられるほどまで回復してくれました。これはTSPのものにはなかった事かと思います。TSPのよりも今のところはいい商品です。あとは寿命だけですね。値段はTSPのものの倍しますが出す価値はあると思ったので今後リピートしていこうと思います。