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■自己紹介

34歳男性 

戦型:本職はシェーク粒

ペン粒、ペンアンチもやっています。

基本は前陣攻守。攻撃はは全てミートか乗せ打ち、ドライブは繋げる時に使います。最近はプレイの幅を広めるために、カットの練習もしています。反転をかなり多めに行うので、どっちがフォアかバックかは決めてなく、どちらでも一通りできるようにしています。


学生で遊ぶ程度に卓球はやっていて、社会人で復帰して大会とかにも出るようになったので主な戦績はありません。東京の区大会で予選リーグは1位抜けをよくして、トーナメントでは最後まで勝ち上がれないかな、ぐらいのレベルです。



■使用環境

ビオンセロ ST

フォア:ヘキサーパワーグリップ グリーン1.7

バック:カールP4TSP) 黒ウス



■はじめに

数年前に前陣攻守バック粒で、剛力やトライアドと出会う前にメインで使用していたラケット。守備用とは表記されているが、そもそも木材5枚合板としては弾む攻撃用のバイオリンをブレードを大きくしたもの。最近、プレーの幅を広げるためにカットを練習し始めたので久しぶり引っ張り出して現在使用中。グリップはバイオリン同様、かなり細め。



■攻撃技術全般(ドライブ・スマッシュなど)


【フォア打ち】

やはり元は攻撃用の木材ラケットというだけあって、守備用特有の「ポコポコ」という響きはなく、特に弾まないという感じはない。もちろん勝手に飛ぶ感もなくて、自分の振り通りの印象。


【ドライブ】

ドライブ全体的に言えることだが、とにかくよくしなる。バイオリンもしなりが特徴のラケットだが、ブレードが大きくなったせいか更に良くしなる。ゆえに球持ちはかなりある。スピードはあまり出ないが、しなりのせいか回転が良く回転が掛かり、ギュンとうねる感じがあるので自分としては十分な攻撃力。


対上回転:

貼っていたラバーが1.7ってこともあるが、ブレード自体が薄めということもあり、真っ向勝負から引き合うのは頼りなさを感じる。対強打に対してはしなりがロスが発生して打ち負ける感がある。実はこの点が前陣で戦うときに厳しく、同じ薄ラケでも力負けしにくい剛力やトライアドに移行したメインの理由でもある。ただカットで後ろに下がっているときにだと、打点を落として威力が下がったところを打てば、しなりをつかって掛け返したりカーブで曲げやすくデメリットにはなりにくい。


対下回転:

しなりによる球持ち、薄ラケの回転の掛けやすさもあるので、セオリー通りに対下回転はやりやすい。普通のドラもループもやりやすい。ギュンっとうねるようなドライブは打てても、スピード自体は出にくい。


【ミート】

ミート全体的に言えることは、ドラでは良かったしなりが、ミートだとしなりすぎる傾向にあり、あまり強くは打てないです。それでも弦楽器製法の特徴なのか、手の響きは良い。力まず軽打ぐらいが気持ち良いです。


対上回転:

あまり良いところは見当たらなかった。しならせると安定しにくいからあまり強気にいけなく、軽打やブロックぐらいの感覚で次につなげる感覚で使用してます。


対下回転:

対下回転ならあまりしなることもなく、響きもいいので無難にできる感じです。

こちらもあまり強く打たずに流したりコースを突く方が向いてます。


全体的にドラ向けの性能なので、ミートはあまり出番が少ないです。前陣で戦っているときはミートで打つようなチャンスボールが多くなりやすいので、やはりミートもしやすい剛力やトライアドを選んでしまいますが、後陣だと打点が落ちるこも多くなるので、むしろドラがしやすいビオンセロのほうが圧倒てきにやりやすいです。


【プッシュ】

粒高での攻撃になりますが、臨機応変にいろんなことができやすいのでおすすめです。基本となる対下回転のプッシュは、しならせずに響き良く打てるので、ミスった時の修正とかが非常にやりやすいです。ブレードが大きい分突き刺すようなプッシュは難しいですが、後述する点と合わせれば申し分ないです。シェーク特有の粒の使い方ですが、少し上回転を掛けるように振るプッシュの球持ちが非常にやりやすいです。小さいスイングでもよくしなり球を持つので安定感は抜群です。難しいとされる対上回転でもやりやすい部類のなので前陣のバック粒の攻めは手数が多いので好感触です。もちろん全体的にスピードはでないですが。前陣の時にかなり気に入っていたポイントです。



■守備技術全般(ブロック・ツッツキ・カットなど)


【ブロック】

裏ソフトのブロックはブレードも大きいこともあり安定しやすかったです。反発させるブロックというよりは、やはりしなりが特徴的で吸収するようなブロックになりやすいです。粒のカット性ブロックも吸収する感もあり、球持ちもあるので自分から切り落としやすいです。バイオリンがペン粒の名器と言われているように、ブロックに抜け感あるのにプッシュとかでは弾んでくれるので前陣ではかなり重宝しておりました。


【ツッツキ】

申し分ないです。浮きにくく、落としにくく、よくかかる。安定感・切れ味ともに高い水準でまとまってくれてます。なんか良すぎて敢えて書くことがあまりみつからないです。強いていうならあまり高い軌道になりにくいので、後ろに下がっているときに前に落とされて、打点が下がっているとこはすくい上げにくいかもですね。


【カット】

カット用ラケットということもあり重要なところだとは思いますが、あまり粘りやすいカットラケットではないかと思います。特徴としてはやはりしなり。軌道はやや低めになりやすい。大きく振るとしなりが良くでて球を持ち、よくかかります。球持ちが良いといっても、デフプレイとか守備用によくあるポコッという球持ちではないので、回転を掛けると同時によく飛距離もでてしまう感じです。飛距離に出てしまうエネルギーを回転のほうに転換できれば抑えられる感はありますが、そのためには振り切る技術が必要そうです。体勢が崩れていなければ難しくはないレベルだとは思いますが、咄嗟のカットはやはり弾んでしまうかと思います。体重移動がかなり大切そうです。自分の場合はラバーで弾みを抑えてますが、対強打はまだ上手く返せていないです。


他の特徴しては切れたカットとナックルかっとの差が非常に大きいと思います。しなって切った時はかなり切れる方かと思いますが、しならずに切ると球離れが早くナックルになりやすいです。裏ソフトでも粒でもです。


そういう特徴もあり安定感というより変化幅で積極的にミスをさせたりさせやすいかと思います。



■サーブ・レシーブ・台上技術


【サーブ】

薄ラケに加えて重くもなりやすいので基本的に回転掛けやすく、低くも出しやすかったです。フラット系も著しくスピードが出ないわけでもないので、問題なくサーブには向いているかと思います。



■おすすめな方

・安定感より変化幅で積極的にミスを誘うようなカットマン

・回転系重視の攻撃を混ぜていくようなカットマン

・前中陣で粒高で手数で捌く人

・女子や学生層だとやや弾むというデメリットが出にくいと思います。



■まとめ

・とにかくしなりやすい

・ポコッと素材で吸収するのではなく、大きい振りのしなりで吸収するタイプ

・攻撃の際もしなりを利用したドライブ系がやりやすい。

・しならせないと球離れが早くミート系の技術もそこそできる。その際の響きは非常に良い。

・しなりの有無の緩急、ギャップがつけやすい。

・安定系というよりミスを誘う系



■補足

発売された当初は弾む方のカットマンラケットとよく言われてましたが、最近では弾むものも増えてきたせいかそこまで弾むとは感じませんでした。ダイオードとかと比べれば全然守備寄りな性能かと。